競技

2013/04/04

歴史の1ページを……
クロスカントリー 石田正子選手に聞く

もう、いつでも上位入賞はできる。目標は「メダル獲得」と来季のワールドカップ、そしてソチオリンピックにピタリと照準を合わせる石田選手。1928年、第2回冬季オリンピックにはじめて参加した日本選手。その第1回から出場しているクロスカントリーは、来年のソチオリンピックでは実に86年もの歳月を費やして挑戦してきたが、その長い歴史の中で、まだクロスカントリーだけがメダルを獲得していない。

 

石田正子選手。ワールドカップにおける上位入賞の確率が格段に高まり、虎視眈々とメダルを狙っている。3日、遠征先のヨーロッパから帰国した石田選手を、成田空港でインタビューした。

 

Q
今季を振り返っていかがでしたか

 

p20130404_03_01

 

A
ワールドカップでは3位に入るチャンスが2回はあったと思います。その点では悔しいシーズンになりました。技術的には、フリーテクニック(オスロでの30kmフリー)で5位に入賞することができましたし、キャンモア(カナダ)でのスキーアスロン(7.5kmクラシカル+7.5kmフリー)で5位に入ることができましたので、これには満足しています。世界選手権大会は結果は残せませんでしたが、スキーアスロンで10位に入れたことで上位が狙える種目が増えたことは大きな収穫でした。

 

Q
苦手としてきたフリーでも成績を残したことは大きな自信になったと思いますが、何かきっかけはあったのですか

 

p20130404_03_02

 

A
「いける」と思ったのは1月のラ・クルーザーの10kmクラシカルで4位に入った時ですね。この時は1位がビョルゲン(ディスタンス総合6位)、2位ヨハウグ(ディスタンス総合2位)、3位コワルチク(ディスタンス総合1位)と上位を占める選手と最後まで互角に戦えたことは大きな自信になりました。

 

Q
技術的な面で変わった点はありますか

 

p20130404_03_03

 

A
今季はクラシカルはばらつきがありましたし、フリーは以前より走れるようになりましたが発展途上という状態です。テクニックというよりスキーの滑りに助けられたレースもありましたので、体が自然に反応するようになればいいのですが自分で意識して動いているというのが現状です。テクニックの変化ということではありませんが、このばらつきをなくすことと、フリーの技術のレベルアップが課題になると思います。

 

Q
ソチの会場でもワールドカップが行われ経験されていますが、そのソチのコースの印象はいかがですか

 

A
標高が1000m以上あって登りがきつくタフなコースだと思います。小柄な選手が有利という印象を受けました。オフシーズンの合宿では、ソチと同じような標高のところでトレーニングする予定です。

 

Q
フランスへのスキー留学はどのような考えで決めたのですか

 

p20130404_03_04

 

A
ひと言でいえばトレーニング環境を変えたかったということです。フランスのジュノーというところに住んでいますが、私が使っているサロモンというスキーの会社も近く、関係者も身近にいるので大変便利です。それに日本ではできる場所が限られているのですが、こちらでは夏のローラースキーやマウンテンバイクがどこでもできるのでトレーニング環境は最高だと思います。

 

Q
この後の予定を聞かせてください

 

A
今日中に美幌(北海道網走郡)に帰って当分は休養しますが、その後、恩師の石川先生(旭川大学高校の英樹氏)と旭岳でトレーニングする予定です。そこから先はまだ具体的には決まっていません。

 

Q
最後に、来るシーズンの目標を聞かせてください

 

p20130404_03_05

 

A
ワールドカップでは、もうそろそろ勝たないといけませんね。ソチオリンピックではメダル獲得しかありません。そのために今年の夏のトレーニングではいくつかの課題を克服して万全の状態でシーズンインしたいと思います。

 

Q
期待しています。ありがとうございました

 

A
こちらこそありがとうございました。

 

石田選手からのプレゼント
写真のポストカードを10名にプレゼントします。プレゼント希望者ははがきに「石田選手ポストカード」希望と明記してお送りください。当選者はポストカードの発送をもって発表にかえさせていただきます。応募は4月15日の消印まで有効とさせていただきます。

 

【応募先】
 〒150-8050 東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館
 財団法人全日本スキー連盟「石田選手ポストカード」プレゼント係

 

p20130404_03_06