上村愛子インタビュー 「今は3年後を見据えてゆっくりやっていきたい」
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感謝の夕べでの上村愛子【スポーツナビ】
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――まず、昨シーズンを振り返ってみて
シーズン前はいい滑りをしたいとかいい成績を出したいっていう気持ちが自分自身になかったんですが、結果的には優勝(W杯MO第6戦・1/18・レークプラシッド/アメリカ)できたり、総合成績が上がったりですごくいいシーズンだったと思います。
――シーズン前はリラックスして臨みたいというようなことをおしゃっていましたね
そうですね。練習を全然してなくて、10月にようやく調整が終わったくらいなので。シーズン初めの何試合かは「体が動かないな」っていう状態でした。
――そのわりには優勝もありましたし、リフレッシュできたのかなという感じがしたのですが
すごく悩んだり、ガツガツやり過ぎるのは自分に合わないっていうことは気付きましたね。ワンシーズンだけを考えるとすごく簡単なんですけど、3年後っていうのを考えながらやっているので。1年1年を全力でぶつかって一番大事な時にだめになりたくないから、今は3年後のトリノ(オリンピック)を見据えてゆっくりトレーニングしていきたいです。
――具体的にトレーニング方法で変えたことはありますか
変えたというよりも気付いたことはありましたね。いろいろ悩んでいた時に、何にも考えないで滑っていた時のほうがうまかったんじゃないかとか。そういう時は滑りや技に自信を持っている時なので、その感覚を忘れちゃいけないなって。どんなに悩んでても、自分を信じることができなかったら何もできないですからね。
――昨シーズンはルールが変わって、その辺で苦労されたところはありますか
エアーは大変ですね(笑)。モーグルはターンの得点が最低でも50パーセントで、滑りがメインだったんですよ。残りの50パーセントはエアーとスピードが25パーセントずつなのに、こんなにエアーばっかり重視の競技になっちゃうんだっていう気持ちはありますね。今でもその気持ちはありますし、(モーグルが)全然違う競技に近づいてきてるのかなと。今までのモーグルと全然違うモーグルがこれから動くんだなーって。
――戸惑いの方が多いですか
戸惑いというよりも、ついて行けなくなったら終わりだって思っているので、もう一生懸命ですね。一生懸命やらないとついて行けないし、新しい世代の選手が出てきているっていう危機感が出てきましたね。
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感謝の夕べでの上村愛子【スポーツナビ】
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――トレーニング方法にも変化をつけて
今までずっとトレーニングが嫌いで(笑)、やらなきゃやらなきゃと思いながらもスケジュール通りにできたことがないんですよ。いきなりキツイの(トレーニング)をやって、それでもう嫌になっちゃうっていうことがあったから、ここぞっていう時に自信がなくなっちゃうんですよね。これからの3年間は、ちゃんとスケジュール通りのトレーニングができるようにしていきたいです。楽しんでできる程度のトレーニングをずっと続けて、結果的に強い選手になれればいいなって思います。
――それはフィジカル的なものですか
そうですね。私、ちっちゃいし(笑)。パワーがないわけではないんですけど、もう少し背が高かったらもっと楽にできる部分もあるのになって思ったり。3年間モチベーションが下がらないトレーニングを続けていきたいと思うし、それはもうコーチとも話し合っていることですから。もう1年間のスパンで考えていられないし、3年後が経験も体も一番良い状態で、その先はどう落ちないかになっていると思うので。一番自分の状態がいい時にやり遂げるのが理想かな。
――来シーズンの目標を教えて下さい
うーん、どうでしょうねえ。3年後を目標にっていう気持ちがあるので、それは(来シーズンの目標)ほとんどないと思いますが。どうでしょう、来年は今年よりいい成績を出したいですね。でも、今年より来年っていうのはあたりまえじゃないのって思っているので。3年間で上がっていかなきゃいけないのに、来年下がっちゃうといけないですからね。まあ、でもあんまり悩まずに、なんとかやっていこうと思います。
[8/7]
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