山田さんの想いが詰まった「美翔女」の表紙
女子ジャンプとパイオニアとして世界で戦ってきた山田いずみさん。夢のひとつでもあった世界選手権大会の種目として初開催された大会を最後にシーズン終了後引退した。
現在、選手時代から所属していた神戸クリニックに勤務するかたわら、女子ジャンプを広く知ってもらうための活動をしていた。その一環としてこのほど「美翔女」(びしょうじょ)という女子ジャンプ選手を紹介した冊子を発刊(無料配布)した。
「美翔女」の巻末には、発刊にこぎつけるまでのプロセスと女子ジャンプへの熱き想いがこう綴られている。
なお、この冊子は大倉山ジャンプ競技場で配布しているが、残部は少ないとのことだ。
私は25年間、スキージャンプに打ち込んできました。
ジャンプ以外ほとんど何も知らない私が思いつきではじめた冊子作りです。
ページ数の関係上、今回掲載できたのはナショナルチームメンバーのみですが、多くの方々から協力をいただいたおかげで、なんとか発行できました。
選手たちは、プロの手による慣れない撮影にもかかわらず、モデルになった気分で楽しく臨んだようです。
私は……カメラマンの助手として動き回っていました。
札幌近郊以外の選手には、一眼カメラを持っている人を探してもらい、自分たちで撮影してもらいました。
写真の感じが少し違っているのはそのためです。
夢は思うだけでは叶いません。
口に出して語ることで、夢へと近づいていける。
この冊子を作るにあたり私が学んだことです。
そして、同じ思いを持った人が集まれば、より大きな力へと変わるはずです。
私、そして女子選手全員の夢は、オリンピックの正式種目化。
そのために、女子スキージャンプを少しでも多くの人に知ってほしいと思います。
この冊子が、沢山の方々と女子ジャンプをつなぐ「架け橋」となりますように……
山田いずみ
ジャンプスーツからおしゃれに着飾った女子ジャンパーが誌面を飾っている