12月18、19日アメリカのテルライドでSBXが行われました。日本からは、土井奈津子(クルーズ)、桑島瑠美(白馬村スキークラブ)、伊藤晃一(イビデン)、千村格(チームヨネックス)の4名が出場しました。全体的に緩斜面で、アプローチとランディングがスムーズに合うように設計されたダブル、トリプルのロールが豊富なコースは一見簡単に見えますが、GSターンのライン取りを必要とする高速バンクなど随所に散らばるテクニカルなパートもあり、上位ではタイム差が僅差、そして下位からはそれが広がっていくという、結果的には難易度の高いコースでした。
日本の4名の選手のうち、桑島、伊藤はレース前の公開練習中に故障があり、土井、千村に関しては予選タイム及ばずで決勝ヒートに進出することはできませんでした。チームの成績としては残念な結果に終わりましたが、年明けの遠征に向けて各自ミーティングにて分析と修正点の確認を行い、取り組みを強めていきます。
また、20日にはチームSBXが行われました。1チーム2人1組のリレー方式で争われるこの競技は、ランキング順に選ばれた男子16チーム、女子8チームの国別戦で、今回は初の試みから、桑島を怪我で欠いた日本は土井とオーストリアのマリア・ランバーガーとの異国混合チームを結成し、強豪USA2チームとカナダ1チームの中でのヒートに挑みました。今回の優勝者であるカナダのマイヤー・リッカー、アメリカの第一人者リンゼイ・ジャコベリスとスタートした土井は、上位の選手とクロスをすることにより、一昨日のレースで自分の足りなかったところを再確認できる良い経験を積むことができました。
この混合チーム、スモールファイナルに回りレースが始まったのも束の間、第1走者のマリアが1位でゴールを切ったのにも関わらず、今か今かと待機していた土井のゲートが開かない設備ミス。そのまま再レースが行われずに順位はその時点で5位に確定。土井としてはもう1本滑りたかったところですが、次は必ず本レースにて決勝進出し、コースでの本数を重ねるべきです。
1月には今回怪我で離脱していた藤森由香(チームアルビレックス)も復帰の予定です。SBXチームは今一度心を引き締めてバンクーバーへ向かって走ります!
【レースを終えて~土井奈津子】
今回はチームSBXがあったことで、いつものレースよりワールドカップのコースにより多く入ることができ、本レースの予選でできなかったこと、課題をクリアすることができました。なので次のバドガシュタインでは、前日と当日の公開練習で滑りを仕上げて予選では100%の滑りをできるようにし、決勝では今回のチームSBXの"クロス"での経験を生かしたレース運びをできるようにがんばります!
予選の土井選手の滑り。次レースでは決勝に進み、しっかりと"クロス"をして欲しい。(写真:久保田亜矢)
スタートゲートインからオープンまでの静寂な時間は周りの空気までにも緊張感が伝わるようだ。
チームSBXで1ヒート目にアメリカ、カナダに次いで3位でレースをフィニッシュした土井選手。(左赤ビブ)
オーストリア&日本の異国混合チームを結成した土井&マリアペア。