バンクーバーオリンピックを戦う他国も恐れるSBXジャパニーズガールズ
1月20-21日カナダのストーンハムでSBXのワールドカップが行われました。日本からは、藤森由香(チームアルビレックス新潟)、土井奈津子(クルーズ)の2名が出場しました。低い標高差の中を蛇行して作られるここのクロスコースのレイアウトは毎年似た感じですが、今回は特にスピードコースだった前回スイスのヴェゾナ大会からは打って変わって、スローなコース。最初から最後まで、いかにロスなく拾ったスピードをつなげていくかがカギとなるレースとなりました。
前日の公開練習からコースを攻略し、しっかりとスピードに乗せて滑れていた両選手は、既にともに決勝進出を果たした前回大会から注目株に。初日の予選では藤森が1本目のタイムで自己では予選最高順位となる8位で、土井は2本目は失敗しましたが1本目のタイムで15位で決勝行きを決めました。今大会も2大会連続2名の決勝進出。実力の底辺が上がってきた証拠です。
そして決勝の日、藤森は1ヒート目、土井は4ヒート目で初回のレースを行いました。今となっては数年前までの頼りなそげな態度がまったくない、力強い精神の高ぶりを見せる2人のスタートゲートイン。しかし今回は2人ともそのヒートを落としてしまいました。直接的な原因はわずかなスタートの出遅れによるもの。クロスにおいてのスタートはかなり重要で、その出来不出来により、レース中の心理面への影響も多分にあります。まだまだその面においては決勝ヒートの経験不足も否めないものと判断されました。
しかしながら、いじらしいほどに我々の目指すは「今」を全力で積み重ねてきた結果としての勝利。バンクーバーオリンピック前の実戦はこれで終了しましたが、本番前の最終トレーニングを経ていよいよ2月16日のSBX競技日を迎えます。修正点洗い出しの自己分析と戦略を練ることについては既に指令を発令済み。気持ちの滑りはうなぎのぼりの藤森、そして土井選手へ、バンクーバーへ向けてますますの応援をよろしくお願いいたします!
予選土井選手のキッカー。(写真:久保田亜矢)
予選藤森選手のバンク。(写真:久保田亜矢)
今回大会からドローに入った土井選手、予選のビブ番号は22番
フィジオスタッフの協力でスタートゲートシュミレーション&アップ
まさに網の目をかいくぐり、コースを観察するコーチ陣Eye
中盤の6連ロール。ここでのPUSHもスピードをつなげる最重要ポイント
報告:AL/SBXチーフコーチ 上島しのぶ