惜しくもメダル獲得はならなかった。
しかし、上村愛子は今バンクーバーオリンピックでとてつもない記録を樹立した。4大会連続入賞という大記録である。1928年、サンモリッツのオリンピックに日本選手が出場するようになってから実に82年。女子ではもちろん初、男子でも荻原健司しか達成していない快挙である。これは4大会、つまり12年に渡って常に世界のトップシーンを飾ってきたということである。
レーシングバーンで見せるとびっきりの笑顔の裏に、血の滲むような努力があって達成された偉大な記録。オリンピックのメダルはないが、稀代の名レーサーであることに変わりはない。
泣くな愛子、モーグルバーンはいつでも笑顔を待っている。
写真:村山眞史
写真:村山眞史