競技

2025/08/08

【お知らせ アルペン】FIS公認アルペン競技におけるエアバックプロテクター及び耐切創性アンダーウェアの着用義務について

 標記の件について、2024/2025シーズンのアルペン競技用具におけるFISルール変更に伴い、2025/2026シーズンからはFIS公認アルペン競技のレースレベル0およびレースレベル1におけるすべてのスピード系種目では、エアバッグシステムを備えたプロテクターの着用が必須となります。ただし、レースレベル1のうちノースアメリカカップ、ファーイーストカップ、ジュニア世界選手権は除きますが、これらのレースでもエアバッグの使用が強く推奨されています。

 また、同じく2025/2026シーズンからはFIS公認アルペン競技のレースレベル0およびレースレベル1のすべての種目で耐切創性アンダーウェアの着用が必須となります。なお、その他のレースレベルについては耐切創性アンダーウェアの着用が強く推奨されています。

 これらの変更は、FIS理事会での慎重な検討を経て、選手の安全を最優先に考慮し、決定されたものです。これらのルールが遵守されない場合、選手はスタートが認めらない場合があります。

 

〇参考:(1)FISアルペン競技用具の仕様
    (2)FIS理事会議事録概要2025年6月12日~13日
     ※それぞれFISホームページ掲載資料へ遷移します

 

〇エアバックプロテクター
FISアルペン競技用具の仕様より抜粋
3.5.2.4       アルペン競技におけるエアバッグプロテクターの使用は、次のように決定されます。
      ・2024/25 シーズンから、レースレベル0のスピード種目ではエアバッグシステムが必須です。
      ・2024/25 シーズンのレースレベル1
のスピード種目では、エアバッグシステムが強く推奨されます。
      ・2025/26 シーズンのレースレベル0および1のスピード種目で必須となります。

 

FIS理事会議事録概要2025612日~13日より抜粋(P14
2025/26シーズン(2025年10月15日開始)から、レースレベル0および1(ノースアメリカカップ、ファーイーストカップ、ジュニア世界選手権を除く。これらの大会では強く推奨される)において、エアバッグの使用を義務付けるという条項 3.5.2.4を再確認しました。

 

〇耐切創性アンダーウェアの導入
FISアルペン競技用具の仕様より抜粋
3.5.3.4     あらゆるレベルのすべての競技種目で耐切創性下着の使用を強く推奨します。2025/2026 シーズン以降、カテゴリーレースレベル0および1のすべての競技種目で耐切創性アンダーウェアの使用が義務付けられます。この義務付けでは、腸骨稜からスキーブーツの始まりまでのすべての部分で、FIS-DITFテスト標準に従って最低3つ星の保護レベルが求められます。

 

レースレベル0:オリンピック(OWG)、世界選手権(WSC)、ワールドカップ(WC)、ワールドカップスピードイベント(COM)、ワールドカップクオリフィケーション(WQUA)
レースレベル1:オーストラリアニュージーランドカップ(ANC)、ヨーロッパカップ(EC)、ヨーロッパカップスピードイベント(ECOM)、ファーイーストカップ(FEC)、ノースアメリカカップ(NAC)、サウスアメリカカップ(SAC)、ユニバーシアード(UVS)、ジュニア世界選手権(WJC)、ヨーロッパカップクオリフィケーション(EQUA)

【問い合わせ】
(公財)全日本スキー連盟 アルペン委員会 ルール公認小委員会
小委員長 前原 力
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