2014/08/05

SAJ事務局来訪者 
早稲田大学スキー部監督 倉田 秀道さん

早稲田大学スキー部監督 倉田秀道さん
早稲田大学スキー部監督 倉田秀道さん

学生スキー界の雄、早稲田大学スキー部の監督である倉田さん。5日、日本体育協会に所要とため訪れ、その後、SAJに来局した。2003年に名門、早稲田大学スキー部監督に就任して以来、数々の足跡を残してきた。部の強化の目標としてインターカレッジの男女アベック優勝と早稲田大学から日の丸を揚げること。そしてソチオリンピックには現役、OB含めて6選手が出場したが、渡部暁斗選手はおしくも銀メダルに終わり、残念ながら金メダリストは誕生しなかった。

 

現在、インターカレッジでは女子が3連覇中で、今季は4年連続優勝を目指し、男子は3連覇の後、3年連続2位という結果に終わっている。「今季は史上初の男女で総合優勝を狙う」と目標を語る倉田さん。

 

その倉田さんの実績は、強化環境を整備したこと、そのトレーニングが何に役立つのか考えることのできる選手の育成指導にある。

 

2010年にクロスカントリーの本場、フィンランドのボカティスポーツと早稲田大学で協定を結び、翌2011年にはフィンランドナショナルチームの医科学サポートを担うユバスキュラ大学との協定も実現、トレーニング環境は格段に整備された。40名を越す部員を抱える同スキー部から、果たして監督に就任してからの悲願である金メダリストが誕生するかどうか。トレーニング環境を整備して、いよいよ2018年ピョンチャンオリンピックで「早稲田大学旋風」が吹き荒れるかどうか、同オリンピックは監督就任15年目の節目を迎える倉田さんの悲願だ。

 

真黒く日焼けしたたくましい顔が、悲願へ向けて着々と突き進んでいることを物語っていた。