23日、気温がグングン上昇するさ中、汗を拭き拭き事務局に顔を出したのは、昨シーズンまで現役で頑張っていたジャンプの東輝（ひがし あきら）さんだ。現役時代は、167センチと小柄な体ながら大きなジャンプで会場を沸かせ、ワールドカップ2勝をマークしたトップ選手だった。1972年、笠谷幸生さんが金メダルを獲得した札幌オリンピックの開催直前にジャンプの本場、仁木町生まれた。葛西紀明選手と同じ年である。

そんな東さんは、現在、現役時代に所属していた日本空調サービスの営業マンとして第2の人生を歩みはじめた。名刺には「東日本本部　営業開発部」とあり、汗だくで外回りの営業活動をする毎日だと言う。コツコツと積み上げるように実力をつけていった現役時代と同じように、営業マンとしてコツコツ「足」で実績を重ね、何年か後にはビジネスで「最長不倒距離」をマークしてほしいものだ。