25日、事務局を訪れたのはアルペン期待の星、大越龍之介さん。今季、東海大学を卒業して(株)東急リゾートサービスに入社した社会人１年生。

選手としては、東海大学第四高等学校時代から注目され、高校から大学にかけて2006年から2008年までジュニア世界選手権大会３大会連続出場を果たしている逸材だ。

今年行われた世界選手権大会に初めて出場、初陣としてスラローム28位は上々の「世界」デビューと言っていい。現在、トップチーム（Aランキング）は湯淺直樹、佐々木明選手の２人で、大越選手は石井智也、新加入の武田竜、ジュニアAと兼ねた成田秀将と同一のCランキング選手。

まだトップ２との差はあるが、世界選手権大会の代表に選ばれた大越選手は、トップに限りなく近い「Cランキング」という位置にいることはたしか。2006年トリノオリンピック４位・７位入賞、そして今年の世界選手権大会６位入賞と、メダル獲得はないがアルペンは健闘している。 2014年ソチオリンピックまで３シーズン、代表を狙うにはここ２シーズンが勝負となる。結果が問われる社会人という環境の中で、どれだけ自分を追い込み、トップ２の一角を脅かす存在になれるか注目したい。

1988年11月29日生まれ22歳
北海道札幌市出身
身長：173cm 体重：80kg