元クロスカントリー 今井博幸さん
今井選手がシーズン終了後、引退を表明した。まだご記憶にあると思うが、2002年ソルトレークオリンピックの最終日に行われたクロスカントリー男子50km。小柄な今井選手が大激走を展開、思わず画面に向かって「今井、がんばれ!」と叫んだ方も多いだろう。北欧の強豪を相手に一歩も引かず、クロスカントリー史上初(個人種目)の6位でフィニッシュした。長野オリンピックでは、同チーム初の入賞(男子リレー7位入賞)の原動力となり2回の入賞を経験しているの今井選手だけの快挙である。
長距離の第一人者としてオリンピックに挑むこと4度、そして世界との厚い壁に立ち向かって18年間走り続けてきた今井選手。日本のクロスカントリー史にその名を残した今井選手、いや今井さんのセカンドライフはNTT東日本長野の社員である。
世界に挑み続け、道を切り開いた男の前途に暗さはない。がんばれ今井さん