元モーグル選手 畑中みゆきさん
13日、モーグル選手として第一線を引退した畑中みゆきさんが、挨拶に来局した。モーグルチームの姉貴分として若い選手に慕われ、チームがシュンとしている時には、大声で盛り上げる。ワールドカップのゴールエリアには欠かせない存在だった。
オリンピック2回出場、ワールドカップ4位入賞の実績を持ち、トップランカーとしての道を歩んだ。十分満足してのリタイアだ。
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引退を決意したのは?
最初から30歳になったら止めようと考えていたんです。もう十分やりました。
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これからどうされるのですか?
フリースタイルのハーフパイプに挑戦しようと思っています。もともと飛ぶのが好きでしたし、ビッグエアなんかも興味がありました。2009年に猪苗代で行われる世界選手権での出場を目指したいと考えています。
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チームとしての活動からフリーになって個人で動かなくてはならないと思うのですが?
それは、やってみようと思った時から覚悟しています。いろんな人に協力していただくことになると思うのですが、新しい種目なので、これから選手を目指す若い選手のためにも頑張って「道」を作りたいと思っています。
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スノーボードのハーフパイプとは、どこが違いますか?
スピードはスキーの方がでると思います。その分、高さも出ると思うのでスキーコントロールが難しいと思います。まだ本格的にトレーニングを始めたわけではないので、来シーズンはみっちりトレーニングして、2007/08シーズンからワールドカップにトライしたいと考えています。
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将来的にコーチとして選手育成をしたいと聞きましたが?
そうですね、いつになるかわかりませんが、コーチ学というものを勉強して、選手を育ててみたいですね。とにかく、まだまだいろんなことにチャレンジしたいです。
ひと仕事を終えた畑中さんのさわやかな笑顔は、いっそう輝いていた。