28年間の競技生活にピリオドを打ったジャンプの原田雅彦さんが、3月28日、挨拶に訪れた。事務局のスタッフに「大変お世話になりました」と丁寧に挨拶して回り、「ご迷惑をかけました」とも。

引退を表明したことで、肩の荷が下りたのか表情は底抜けに明るかった。自ら「28年間の競技生活は山あり谷ありだった」というように、実に浮き沈みの激しいものだった。しかし、それだけに強烈に人々の記憶に残った。

長野五輪での「ふなき～」で、全国にジャンプファン、原田ファンを増やし、そしてボロボロになるまで頑張ってくれた。

五輪、世界選手権大会のゴールドメダリストであり、失敗ジャンプの「原田雅彦選手」は、永遠にジャンプ史にその名を残す。感動をありがとう、そして「ふなき～」をありがとう。