連載32 記録に見る日本のスキー競技史
1923年、日本のスキー競技ははじまった
1981年(昭和56年)
第59回全日本スキー選手権大会
会場 | :アルペン | 青森県大鰐町・大鰐温泉スキー場 |
会場: | ノルディック | 北海道札幌市・大倉山ジャンプ競技場/宮の森ジャンプ競技場/西岡距離競技場 |
■アルペン
順 | 滑降 | 回転 | 大回転 |
---|---|---|---|
■男子 | |||
1 | 相原 博之(日体大) 51.67/52.58 1:44.25 |
児玉 修 (小賀坂スキー) 43.99/43.29 1:27.28 |
児玉 修 (小賀坂スキー) 1:27.98/1:23.60 2:51.58 |
2 | 千葉 信哉(デサント) 52.10/52.34 1:44.44 |
海和 俊宏(三井物産) 43.51/43.89 1:27.40 |
石岡 千秋(日本楽器) 1:29.35/1:23.86 2:53.21 |
3 | 斎木 隆(ニチレイスポーツ) 52.20/52.37 1:44.57 |
大高 弘昭(デサント) 43.32/44.53 1:27.85 |
上山 利治(西沢スキー) 1:29.39/1:23.87 2:53.26 |
■女子 | |||
1 | 横尾 恵理(トーモク) 1:01.39 |
富井日出子(日体大) 40.12/44.43 1:24.55 |
小島 景子(日本楽器) 1:34.57 |
2 | 小島 景子(日本楽器) 1:01.44 |
成田 早瀬(聖愛高) 40.82/45.49 1:26.31 |
石川 園代(札幌第一高) 1:35.43 |
3 | 佐藤 祐子(トーモク) 1:01.61 |
佐藤 幸恵(小樽長橋中) 43.15/44.24 1:27.39 |
富井日出子(日体大) 1:39.09 |
中学生で回転3位に入った佐藤幸恵。非凡な才能が中学生で開花、後に日本を代表する女子スラローマーに成長する。
■少年
1 | 塩原 将志(利根商高) 45.82/47.11 1:32.93 |
大久保一美(日大) 1:34.10/1:27.00 3:01.10 |
|
2 | 渡辺 一樹(大町高) 50.43/48.60 1:39.03 |
我満 嘉治(札幌第一高) 1:36.13/1:28.92 3:05.05 |
|
3 | 青木 猛 (利根商工高) 50.90/50.39 1:41.29 |
木村 明人(東奥義塾高) 1:35.60/1:30.73 3:06.33 |
渡辺一樹、我満嘉治は選手引退後、デモンストレーターとして活躍、渡辺は今も現役、我満は札幌のばんけいスキー場の社長として第2の人生を歩んでいる。
■少年少女
1 | 成田 早瀬(聖愛高) 40.82/45.49 1:26.31 |
石川 園代(札幌第一高) 1:35.43 |
|
2 | 佐藤 幸恵(小樽長橋中) 43.15/44.24 1:27.39 |
富井日出子(日体大) 1:39.09 |
|
3 | 工藤 鉄子(柴田女子高) 43.71/47.41 1:31.12 |
花田 清美(トーモク) 1:39.61 |
シニアの回転でも2位に入った成田早瀬は、その後、ジャパンチームのトップ選手として活躍したが、数年前、若くしてこの世を去った。
■ノルディックコンバインド
順位 | 選手名 | 所属 | 飛躍点 | 距離点 | 得点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 高畠 啓博 | 国鉄北海道 | 169.6 | 220.000 | 389.600 |
2 | 細川 洋 | 東京美装 | 175.7 | 206.455 | 382.155 |
3 | 花田 敏博 | ニヘイハウス | 197.1 | 184.405 | 381.505 |
■少年 | |||||
1 | 宮崎 秀基 | 北照高 | 176.4 | 164.725 | 341.125 |
2 | 田中 隆博 | 明大 | 144.7 | 193.135 | 337.835 |
3 | 斎藤 孝行 | 北照高 | 178.9 | 144.820 | 323.720 |
6位の斉藤智治は現ジャンプ部長、少年で4位だった成田収平はノルディックコンバインド部長、少年9位の冨谷実はジャンプコーチを努めている。飛型審判員を務めた笠谷昌生は、2月18日、75年の生涯を閉じた。
■クロスカントリー
リレー | 15km | 30km | 50km | |
---|---|---|---|---|
■男子 | ||||
1 | 東京美装 2:13:52.11 |
早坂毅代司 (東京美装) 47:41.30 |
早坂毅代司 (東京美装) 1:38:50.54 |
早坂毅代司 (東京美装)2:49:16.57 |
2 | カザマスキー 2:14:52.16 |
佐藤 志郎 (カザマスキー) 48:24.22 |
佐藤 志郎 (カザマスキー)1:40:48.48 |
佐藤 志郎 (カザマスキー) 2:51:19.28 |
3 | 日本大学 2:15:19.16 |
福内 一二 (東京美装)49:11.36 |
山田 秀明 (三井物産) 1:41:10.11 |
加藤 陽市 (カザマスキー)2:53:48.20 |
■女子 | (5km) | (10km) | (少年) | |
1 | 日本大学 1:13:53.97 |
石上 寿子 (日大) 17:32.88 |
石上 寿子 (日大) 36:17.19 |
小野 候 (弘前工業高)50:50.52 |
2 | 湯沢北高 1:19:50.67 |
金井 洋子 (地崎工業)17:49.84 |
藤木 弘美 (北野建設)37:15.03 |
中沢 祐政 (弘前工業高)51:13.98 |
3 | 大東文化大 1:22:15.27 |
高橋美智子 (日大) 18:05.99 |
金井 洋子 (地崎工業)37:24.55 |
竹節 義信 (中野実業高)51:28.85 |
早坂毅代司は、前年に続いて連続3冠の偉業を達成した。現クロスカントリー部長の佐藤志郎は3種目とも2位で、1位、2位が同一選手というめずらしい記録となった。女子の石上寿子は前年2冠を制した藤木弘美を破って念願の初タイトルを獲得した。
■ジャンプ
順位 | 90m | 順位 | 70m |
---|---|---|---|
1 | 秋元 正博(北海道) 95.0m/114.0m 234.1 |
1 | 八木 弘和(北海道) 84.0m/82.5m 238.3 |
2 | 種村 治(北海道) 95.5m/104.0m 212.3 |
2 | 秋元 正博(北海道) 82.5m/80.0m 227.4 |
3 | 川端隆普実(北海道) 90.5m/107.5m 210.7 |
3 | 清水 史郎(新潟県) 77.5m/80.0m 212.9 |
■少年
順位 | 90m | 順位 | 70m |
---|---|---|---|
1 | 長岡 勝(北海道) 87.5m/104.5m 199.3 |
1 | 長岡 勝(北海道) 80.5m/75.5m 212.5 |
2 | 橋本 照己(北海道) 82.5m/101.0m 184.9 |
2 | 坂口 昇平(北海道) 69.5m/72.0m 178.8 |
3 | 坂口 昇平(北海道) 86.0m/99.0m 184.5 |
3 | 橋本 照己(北海道 )68.0m/69.0m 176.1 |
1980年、レークプラシッドでのオリンピックで銀メダルと4位入賞を果たした八木弘和、秋元正博が圧倒的な強さでそれぞれ70m級、90m級を制した。
第1回全日本フリースタイル選手権大会
会場:長野県山ノ内町・サンバレースキー場
種目 | 男子 | 女子 |
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バレエ | 角皆 優人(東京) | 橋場 一枝(北海道) |
モーグル | 高橋 富幸(東京) | 坂倉かをり(東京) |
エアリアル | 角皆 優人(東京) | 橋場 一枝(北海道) |
総合 | 角皆 優人(東京) | 橋場 一枝(北海道) |