SAJ事務局来訪者
ジャンプ 伊藤有希さん
2015 FIS ノルディック世界選手権大会で伊藤有希選手はみごと銀メダルを獲得した。混合団体でも銅メダルを獲得し、男女を通じて今大会で唯一2個のメダルを獲得した。帰国後は、一躍時の人となったが、本人は浮かれることなく「いつもへらへら緊張感がないんです」とトレードマークの笑顔を見せてくれた。17日、わざわざ「シーズンの報告とお礼です」と言ってSAJ事務局を訪れ、一人ひとりに丁寧にお礼をしていた。
ワールドカップでは、まだ安定性はないが、世界選手権大会の一発は大きな自信になったことは間違いない。来期のビッグゲームはワールドカップだけ。そろそろ表彰台の一番高いところを目指したい。
お父さんの克彦さんは、ジャンプの町、北海道・下川町で多くの選手を育て、お母さんは元アルペンの全日本スキー選手権大会で優勝した選手。そして弟の将充(まさみつ)君はジャンプチームのジュニアに所属しており、将来が嘱望されている選手。スキー一家の夢を乗せて、2016シーズン、伊藤有希選手のビッグフライトを期待せずにはいられない。
土屋ホーム所属、20歳。