2015/07/23

SAJ事務局来訪者
元アルペン 皆川賢太郎さん

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 アルペンファンなら、2006年トリノオリンピックで銅メダル目前まで迫った気迫ある滑りが記憶に新しい皆川賢太郎さん。本人もフィニッシュ後、タイムボードを見上げて絶叫していたほど悔しい4位という結果だったが、それでも1956年、猪谷千春さんが銀メダルを獲得して以来、実にアルペン50年ぶりの入賞を果たす快挙だった。

 その皆川さん、今年は全日本スキー技術選手権大会に出場するなど現役時代同様、アグレッシブにスキー界を飛び回っている。その皆川さんが当面、全力投球するのが来年2月、苗場スキー場で10年ぶりに開催されるワールドカップ。しかも地元である苗場でワールドカップが開催されるのは1975年以来40年ぶりとあって気合十分。しかも同大会の実行委員会副委員長という要職にも就任、大会成功へ向けて打ち合わせのため東京と苗場を行ったり来たりと多忙を極めている。

 23日、SAJ事務局を来訪。真っ黒に灼けたたくましい顔を見せてくれた。「大会で日本選手が活躍してほしいですね。チームはどうなっているんですか?」とOBらしくチーム事情を心配する。

 大会成功のキーマンといもいえる皆川さんの情熱と行動力に、アルペン関係者は皆期待している。