2015/08/11

SAJ事務局来訪者
元デモンストレーター 山﨑 操さん

 スキー同好会が華やかし1980年代のはじめ、「岩岳の女王」と呼ばれた山崎操さん。東京都の選手として活動していたが目立った成績はなかった。しかし、大学に進学し、メーカーのレーシングチームに加入してから急激にレベルアップ、なんとスキー同好会のサンクチュアリともいうべき岩岳学生スキー大会にデビューするとあっさり三冠王となって一躍時の人となった。スキー同好会ブームの火付け役となった人物と言っていい。

 

 その後、全日本スキー選手権大会へ戦いの場を移しチャレンジしたが、トップシーンに登場するまでには至らなかった。現役選手として見切りをつけた山崎さんは、戦いの場を全日本スキー技術選手権大会に移し、1988年、思い出の地、岩岳スキー場のとなり、八方尾根スキー場で行われた同大会でみごと1位となり、女子スキーヤーの頂点に立った。

 

 東京都出身者として岩岳学生スキー大会、そしてはじめてチャレンジする技術選手権という性質の異なる競技でも頂点に立った山崎さん。今は、スキーの楽しさを一人でも多くの人に伝えたい、と現役時代と同じくらい意欲満々。「スキーも楽しいしお酒もおいしいし、滑ることができるうちはいつまでもしつこく滑っていたいですね」とトレードマークの真っ黒い顔をほころばせる。

 

 ところで、来局の目的は?

 広報のTとは35年に及ぶ付き合いがあり、旧交を温めようと渋谷へ繰り出すため。豪快にビール、焼酎、ホワイトワインとグビグビ、話題は1980年代のスキー界でした。