競技

2021/01/25

【REPORT 第4次スノーボード(SSBA)/
第4次スノーボード(SSBA)競技タレント発掘育成事業遠征】
多くの課題が見つかったLAAX OPENスロープスタイル

 

 1/19~1/22に開催されたFISワールドカップ・スロープスタイルLAAX OPENの参加メンバーは、大塚健選手(バートン)、飛田流輝選手(日本体育大学)、國武大晃選手(STANCER)、木俣椋真選手(ヤマゼンロックザキッズ)、川上蒼斗選手(ヤマゼンロックザキッズ)、鬼塚雅選手(星野リゾート)、岩渕麗楽選手(バートン)、村瀬心椛選手(ムラサキスポーツ)の8名と国内強化選手の3名でした。

 

 

國武選手のスタート

飛田流輝選手

村瀬心椛選手

 

 

 LAAXの特徴でもある、いつものように風が横から吹くコンディションのため、スノーボードの滑らせ方、着地の対応力が強い選手が有利になってきます。北京オリンピック会場のシークレットガーデンも風が強く吹く場所なので、北京オリンピックをイメージした試合運びには良い参考大会になると選手たちと話しました。

 セミファイナルに進んだのは男子では飛田選手と國武選手、それとセミファイナルから開始した女子の鬼塚選手、岩渕選手、村瀬選手の5名でした。そこからさらにファイナル進出には男子では國武選手が、女子は岩渕選手と村瀬選手が進みました。 

 

 

岩渕麗楽選手@Ponzio

西田コーチと飛田選手

國武大晃選手

 

 

 これまで経験したことのないコンディションでした。というのもフラットライトで着地地点やキッカーが白く見えにくい状況で、公式練習と1本目までは向かい風、2本目は追い風という、対応力がかなり必要なコンディションに、JAPANチームはかなり苦戦しました。

 結果、ファイナル出場者全員が失敗し、表彰台に乗ることはできませんでした。しかし、これで良かったとも思っています。課題がたくさん出てきて、それに向かって各選手とコーチは来年までに修正するためのトレーニングに時間を使えるからです。残り少ない北京オリンピックまでの時間を有効に使っていきたいと思います。応援ありがとうございます。

 

 

 

 

報告/スノーボードSSBAチームテクニカルコーチ 西田 崇
写真/リー・ポンジオ、@leila_iwabuchi