競技
2025/10/09【Report 令和7年度JSPO公認スキー・スノーボードコーチ2養成講習会 カテゴリー共通集合講習会】
令和7年度(SAJ令和8年度)スキー・スノーボードコーチ2 養成講習会 カテゴリー共通集合講習会の概要はこちら
2025年9月27日(土)、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、令和7年度日本スポーツ協会公認スキー・スノーボードコーチ 2養成講習会 カテゴリー共通集合講習会を実施しました。
本講習は、日本スポーツ協会(JSPO)と全日本スキー連盟(SAJ)の共同主催により開催され、都道府県レベルにおいて競技者の発掘・育成および競技力向上に寄与する指導者の養成を目的としています。
本講習会は、スキー・スノーボードコーチ1資格保持者および旧制度C級コーチ資格者を対象に実施しました。
今年度は、アルペン・クロスカントリー・ノルディックコンバインド・スノーボードの各種目から合計24名のコーチが参加し、より高度な指導理論と実践的スキルの習得を目的に、計7時間の講習を行いました。
当日は、理論と実技を組み合わせた下記4科目を実施しました。
●「ミーティングの方法」講師:松井陽子氏
チームや選手とのコミュニケーションを円滑に進めるための会議運営、情報共有の方法について学び、組織的な指導体制の重要性を確認しました。
●「コーチング論」講師:真鍋謹良氏
この講義では、ブレイキン(ブレイクダンス)競技のコーチを講師として招聘し、「コーチとしてのあり方」についてワークを通して考え、受講者同士で意見を共有しました。
●「中学生を対象としたストレングストレーニング(実技講習)」講師:柿谷朱実氏
成長期の競技者を対象にした安全で効果的な筋力トレーニングを実践形式で学び、発育発達期におけるトレーニングの基礎理論を学びました。
●「ベーシックトレーニング(実技講習)」講師:菊池真也氏
スキー・スノーボードに必要な基礎運動能力の向上を目的とした、トレーニング方法を実技を交えて講義を行いました。
「ミーティングの方法」講義風景
「コーチング論」講義風景
「中学生を対象としたストレングストレーニング」講義風景
「ベーシックトレーニング」講義風景
本資格の取得には、日本スポーツ協会が定める**共通科目(135時間)およびSAJが実施する専門科目(40時間)**の修了が必要です。
さらに各科目の課題合格を経て修了認定となり、受講者は本集合講習に加えて、Eラーニングを通じた自主学習を行い、理論と実践を体系的に身につけていきます。
スキー・スノーボードコーチ2の資格を保有する指導者には、地域や都道府県レベルの有望選手を対象とした強化・育成の中心的役割が求められます。
本講習を通して、次代を担う選手の育成に携わるコーチたちが、コーチングの原点を見つめ直し、新たな視点ならびに知識を活用することで、さらに活躍されることを期待しています。
報告: スキー・スノーボードコーチ制度 担当
資格の概要はこちらよりご確認ください。
- JSPOホームページリンク
- 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者概要
https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid58.html#license - SAJホームページリンク
- JSPO公認 スポーツ指導者制度 スキー・スノーボードコーチ
https://www.ski-japan.or.jp/saj-coach/