競技
2025/10/09【Report 令和7年度JSPO公認スキー・スノーボードコーチ1養成講習会 専門科目集合講習会】
令和7年度(SAJ令和8年度)スキー・スノーボードコーチ1 養成講習会の概要はこちら
2025年9月28日(日)、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、令和7年度日本スポーツ協会公認スキー・スノーボードコーチ1養成講習会 専門科目集合講習会(第1会場)を実施しました。
本講習は、日本スポーツ協会(JSPO)と全日本スキー連盟(SAJ)の共同主催により開催され、初心者や発育発達期の子どもたちを対象とした安全で効果的な指導ができる人材の養成を目的としています。
本年度のコーチ1基礎理論集合講習会は、全国からの参加希望者に対応するため、2会場に分かれて実施しました。
そのうち、第1会場(9月28日開催)には34名の受講者が参加し、スキーおよびスノーボードの基礎指導者として必要な理論的知識と現場対応力を6時間にわたって学びました。
今回の集合講習では、指導者として必要な多角的視点を育成するため、以下の5科目を実施しました。
●「スキー・スノーボードのトレーニング論」(講師:菊地真也氏)
スキー・スノーボードにおいて重要なトレーニング理論について、具体的な事例とともに講義が行われました。
●「発達特性を持つ対象への対応」(講師:佐々木丈予氏)
発達特性についての基本的な考え方から、そういった特性の活かし方まで、ワークを交えながら講義が行われました。
●「救急救命法・応急処置(実技講習)」(講師:福田悠甫氏)
万が一の事故や怪我に備え、心肺蘇生法や応急対応を体験的に学び、指導者としての安全管理意識を高めました。
●「コーディネーション」(講師:豊田太郎氏)
運動感覚の基礎となるコーディネーション能力の重要性を学び、実際の体の動きを通して指導方法を体得しました。
●「コーチングコミュニケーション」(講師:松井陽子氏)
コーチとして欠かせない傾聴力や選手との信頼関係構築について、ワークを交えながら理解を深めました。
「スキー・スノーボードのトレーニング論」講義風景
「発達特性を持つ対象への対応」にてワークに取り組む受講生
「救急救命法・応急処置(実技講習)」の様子
本資格の取得には、日本スポーツ協会が定める共通科目(45時間)およびSAJが実施する専門科目(20時間)の修了が必要です。
さらに各科目で課された課題に合格することで、正式に修了認定となります。
スキー・スノーボードコーチ1資格を保有するコーチは、発育発達期の子どもたちや初心者に対して、遊びや運動体験を通じた身体づくり・動きづくりを指導できる人材として期待されています。
今回の講習会にて、コーチが安全かつ楽しく学びを提供するための理論的理解と実践的対応力を養う機会となることで、それぞれの地域でさらに活躍されることを期待しています。
報告: スキー・スノーボードコーチ制度 担当
資格の概要はこちらよりご確認ください。
- JSPOホームページリンク
- 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者概要
https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid58.html#license - SAJホームページリンク
- JSPO公認 スポーツ指導者制度 スキー・スノーボードコーチ
https://www.ski-japan.or.jp/saj-coach/