競技

2025/11/12

【Report 令和7年度JSPO公認スキー・スノーボードコーチ1養成講習会 専門科目集合講習会(第2会場)】

令和7年度(SAJ令和8年度)スキー・スノーボードコーチ1 養成講習会の概要はこちら

2025年11月9日(日)、国立オリンピック記念青少年総合センターにて「令和7年度 日本スポーツ協会公認スキー・スノーボードコーチ1養成講習会 専門科目集合講習会(第2会場)」を開催しました。
 本講習は、日本スポーツ協会(JSPO)および全日本スキー連盟(SAJ)の共同主催により実施され、初心者や発育発達期の子どもたちに対して、安全かつ効果的な指導が行えるコーチの育成を目的としています。
 今年度のコーチ1基礎理論集合講習会は、全国からの受講希望者に対応するため、2会場に分けて開催しました。
そのうち第2会場(11月9日開催)では、32名の受講者が参加し、スキー・スノーボードのコーチとして求められる理論的知識と実践的対応力を、6時間にわたって学びました。

第1会場と同様に、コーチとしての幅広い視点を養うことを目的に、以下の5科目を実施しました。

スキー・スノーボードのトレーニング論(講師:菊地真也氏)
スキーおよびスノーボードにおけるトレーニング理論について、具体的な事例を交えた講義が行われました。

発達特性を持つ対象への対応(講師:奥野真由氏)
発達特性に関する基礎的理解から、特性を持つ子どもたちとの関わり方まで、グループディスカッションを通して学びました。

救急救命法・応急処置(実技講習)(講師:藤巻良昌氏)
事故やけがに備えた心肺蘇生法や応急処置を実践的に学び、コーチとしての安全管理意識を高めました。

コーディネーション(講師:豊田太郎氏)
運動の基盤となるコーディネーション能力の重要性を理解し、身体を動かしながら指導法を体得しました。

コーチングコミュニケーション(講師:松井陽子氏)
傾聴力や信頼関係構築など、コーチに求められるコミュニケーションスキルをワークを通して学びました。

「スキー・スノーボードのトレーニング論」講義風景
「発達特性を持つ対象への対応」にてワークに取り組む受講生
「救急救命法・応急処置(実技講習)」の様子

「コーディネーション」の講義風景
コーディネーショントレーニングを実践する受講生

本資格を取得するには、日本スポーツ協会が定める共通科目(45時間)およびSAJが実施する専門科目(20時間)の修了が必要です。
 さらに、各科目での課題に合格することで正式に修了認定が行われます。

スキー・スノーボードコーチ1の資格を持つコーチは、発育発達期の子どもや初心者に対し、遊びや運動体験を通じて「身体づくり」「動きづくり」を支援する役割を担っています。

今回の講習を通じて、受講者が安全で楽しい学びを提供できる理論的理解と実践力を身につけ、今後それぞれの地域でさらに活躍されることを期待しています。

報告: スキー・スノーボードコーチ制度 担当

資格の概要はこちらよりご確認ください。

JSPOホームページリンク
日本スポーツ協会公認スポーツ指導者概要
https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid58.html#license
SAJホームページリンク
JSPO公認 スポーツ指導者制度 スキー・スノーボードコーチ
https://www.ski-japan.or.jp/saj-coach/