競技
2025/11/17【Report 第2次スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成事業(巡回指導)/第3次スノーボード競技(ハーフパイプ)課題解決型アスリート育成パスウェイ構築支援プログラム遠征】
第2次スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成事業(巡回指導)の概要はこちら
第3次スノーボード競技(ハーフパイプ)課題解決型アスリート育成パスウェイ構築支援プログラム遠征概要はこちら
スノーボード・ハーフパイプジュニアチームは、2025年10月26日から11月11日の日程で、オーストリア・キッツシュタインホルンにて「第2次スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成事業(巡回指導)」ならびに「第3次スノーボード競技(ハーフパイプ)課題解決型アスリート育成パスウェイ構築支援プログラム遠征」を実施しました。
期間中、天候にも恵まれ、エアマットやスノーモービルでの運搬など、充実した練習環境のもとで実施することができました。選手たちはそれぞれの課題に向き合いながら、質の高いトレーニングを積むことができました。
集合写真
本遠征では、男女ともに各トリックの練習に加え、世界のトップレベルで戦うために「高さ」を意識した練習を行いました。また、大会の公開練習を想定し、朝早くから実践的な高難度のルーティンに取り組むとともに、踏切のタイミングや滑走姿勢など基礎技術の確認•強化にも取り組むことができました。
男子選手は、フロントサイドトリプルコーク1440、フロントサイドダブルコーク1620、スイッチダブルコーク1440、バックサイド1260などの精度を向上させ、新技を獲得することにも成功しました。
女子選手は、フロントサイド1080、キャブ1080、フロントサイド900とバックサイド900のコンビネーションの精度を高め、スイッチバックサイドの技にも取り組み、確実に成果を上げることができました。
武田琉玖選手のライディング写真
大橋空奈選手のライディング写真
男女ともに世界トップレベルのトリックの精度向上や新技獲得に取り組むことができ、充実した練習成果を出すことができました。一方で、高難度の技をルーティンの中で安定して繋ぐ精度や、高さを維持する技術など、今後の課題も明確となりました。これらを踏まえ、ワールドカップや国内大会向けてさらなるレベルアップに努めてまいります。
岡田コーチと園田コーチによる技術ミーティング
練習後には、秋山トレーナーによるコンディショニングトレーニングやストレッチ講習を実施し、選手たちは「自らコンディションを整えること」の重要性を学びました。
合宿の中で、自由時間に自発的にマットを敷いてストレッチを行う選手の姿も見られ、スイス合宿からテーマとしている「自立」が定着してきている様子が見られました。
ストレッチ講習
毎朝のコンディショニングチェック
また、選手は毎日のワックスがけを習慣とし、どんなコンディションでも道具の状態で後悔をしないために、準備を徹底する姿勢が身につきました。
ワックスがけ、スノーボードのメンテナスをする選手
オフの日には、樋口コーチによるメディア対応講習が行われました。選手たちは、「自分の言葉で自信を持って発信することの大切さ」を学び、実際に選手へのインタビューも行いました。 今後メディア露出が増えていく選手たちにとって、非常に実践的で有意義な学びとなりました。
樋口コーチによるメディア対応講習
工藤璃星選手へのインタビューと原田カメラマンによる映像撮影
12月初旬からはいよいよワールドカップが開幕し、本格的な大会シーズンの幕開けとなります。オリンピックトライアルのワールドカップに臨む選手、ワールドカップに出場する選手、国内主要大会に出場する選手、それぞれが自らの目標を達成に向けて全力で取り組みます。チーム一丸となり、後悔のないシーズンを迎えられるよう準備を進めてまいります。
今回の遠征にあたり、多くの皆様からご協力とご支援を賜り、心より感謝申しあげます。おかげさまで実りのある遠征となりました。
今後とも温かいご声援をよろしくお願いいたします。
報告: スノーボード・ハーフパイプチーム 外部テクニカルコーチ 園田 恵吾
スノーボード・ハーフパイプチームの情報はこちらのインスタグラムでもご覧いただけます。
(
@japansnowboardhpteam) 📸Instagram写真と動画


































