NEW 競技

2025/12/15

【Report FISスノーボード・ビッグエア ワールドカップ スチームボート大会(アメリカ)】日本男子がワンツーフィニッシュ!!! 女子鬼塚は自身6年ぶりの優勝!

 スノーボードのワールドカップ(W杯)は現地時間12月13日、アメリカのスチームボートで今シーズン3戦目となるビッグエアの決勝が行われました。男子では荻原大翔(TOKIOインカラミスノーボード部)が1位、木村葵来(ムラサキスポーツ)が2位を獲得し、日本男子勢がワンツーフィニッシュを成し遂げました。女子では鬼塚雅(ISPSスキー&スノーボードチーム)が1位を獲得し、鬼塚自身、2019年12月の北京ワールドカップ以来の6年ぶりの優勝となりました。

 

中央)1位荻原大翔、左)2位木村葵来、右)3位Martin Oliver

 

 男子決勝には木村葵来、宮村結斗(ムラサキスポーツ)、木俣椋真(YAMAZEN)、木村悠斗(ヨネックス)、荻原大翔の5名が出場。
 3本の試技から異なる技のベスト2本の合計得点で争われ、荻原大翔は1本目を失敗し、後がない状況で臨んだ2本目にFS1800(5回転)ウェドル、3本目にBS1980(5回転半)テールを成功。合計180.25ポイントを獲得し、見事優勝を果たしました。3本目に成功させたBS1980は、今大会最高得点となる94.75ポイントを記録。2位との差はわずか1.0ポイントという、接戦の末の勝利となりました。
 木村葵来は1本目、2本目それぞれBS1980(5回転半)メラン、SWB1800(5回転)ウェドルを成功させました。1位を狙いに行った3本目ではSWB1980(5回転半)ウェドルを決め切ることができずに2位でフィニッシュとなりました。木村は全大会に引き続き2戦連続での2位を獲得しました。3位にはMartin Oliver(アメリカ)が入りました。
 今季からワールドカップに初参戦している木村悠斗は、予選を1位で通過したものの、決勝では2本を決め切ることができず、7位入賞となりました。

 

中央)1位鬼塚雅、左)2位Yu Seungun、右)3位Hickman Ally

 

 女子決勝には鬼塚雅、村瀬由徠(TOKIOインカラミ スノーボード部)の2名が出場。  鬼塚雅は、1本目にBS1080(3回転)ウェドル、2本目にCAB900(2回転半)インディを成功させ、2本目終了時点で暫定1位となります。しかし、自身の3本目滑走前に2人の選手に順位を抜かれ、3位に後退。逆転を狙った3本目にCAB1260(3回転半)インディを見事成功させ逆転での1位を獲得しました。この優勝は、鬼塚にとって2019年12月14日の北京ワールドカップ以来、6年ぶりのワールドカップ優勝となりました。
 2位に入ったのはYu Seungun(韓国)、3位に入ったのはHickman Ally(オーストラリア)でした。今季初の決勝に進んだ村瀬由徠は、惜しくも2本決めることができず、8位入賞となりました

 

 ビッグエアシーズン3戦目。1戦目、2戦目同様にしっかりと表彰台に食い込んだ日本スロープスタイル・ビッグエアチーム。毎大会別の選手が表彰台に上がり、層の厚さを見せつける結果となりました。次戦は2026年1月7日からアメリカ・アスペンにてスロープスタイルの1戦目が行われます。今後の戦いからも目が離せません。

 

男子最終リザルト

  1. 1st OGIWARA Hiroto
  2. 2nd KIMURA Kira
  3. 4th KIMATA Ryoma
  4. 7th KIMURA Yuto
  5. 8th MIYAMURA Yuto
  6. 24th KUNITAKE Hiroaki

女子最終リザルト

  1. 1st ONITSUKA Miyabi
  2. 8th MURASE Yura
  3. 15rd SUZUKI Momo

報告: スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア) チーム コーチ 稲村 樹

Japan Snowboard Team スロープスタイル/ビッグエア ナショナルチームのインスタグラムでも活動情報発信しております。フォロー宜しくおねがいします。
Instagram_Glyph_Gradient_RGB@japansnowboardssbateam