第1次スノーボード競技（スノーボードクロス）タレント発掘育成事業遠征の概要はこちら

11月6日（木）～12月3日（水）の期間で、オーストリアのピッツタールにて今シーズン最初の遠征を行いました。

選手達の集合写真

今シーズン、チームとしての遠征は今遠征からがスタートとなりますが、夏から秋にかけて個人遠征を行っていた選手も多く、前半の雪上トレーニングではそれぞれのペースで調整を行い、後半のコーストレーニング期間へとスムーズに臨むことが出来ました。

ここ、ピッツタールからヨーロッパでのレースシーズンが始まるという事もあって、世界各国からチームが集まり、ワールドカップに参戦する選手からジュニアの選手まで一堂に会するのは毎年この期間だけであり、コーストレーニングは常にレベルの高い環境で行うことが出来ます。選手達も他国の選手とともにレースを行い、試合さながらの充実した練習に取り組むことが出来ました。
　海外遠征初参加の選手達にとっても世界トップレベルの技術を目の当たりにしたことで非常に良いモチベーションの向上に繋がったと思います。それぞれが目指すべき目標へ近づいていけるように今後も努力を続けていってもらいたいと思います。

コーストレーニングを行う選手達

他国の選手達とコーストレーニングを行う佐藤聖悟選手、櫻井虹太選手

雪上トレーニング後には渡邉トレーナー（HPS事業）によるコンディショニングトレーニングやストレッチの指導を行っていただきました。オンシーズンになると雪上に多くの時間を割くのはもちろんですが、ケガの予防やフィジカルの維持に励むことも欠かせません。ジュニア世代の選手達は何のためにセルフケアをするのかということの理解を深め、日々の習慣として意識的に取り組んでいって欲しいと思います。

渡邉トレーナーによるトレーニング指導

トレーニングに励む男子選手達

参戦したヨーロッパカップとジュニアレースは、シーズンで最もレベルが高くなる大会であり、そのジュニアレースで伊藤恋夏選手がビッグファイナルへ勝ち進み、惜しくも表彰台は逃したものの4位という好成績を収めチームに勢いをもたらしてくれました。また、個人遠征を行っていた髙原宜希選手もヨーロッパカップにて予選タイムトライアルを堂々の4位で通過するなど、ワールドカップに向けて上々の仕上がりをみせ、チームとして今シーズンの好スタートを切ることが出来ました。

ジュニアレースにて4位入賞の伊藤恋夏選手

12月の中旬からワールドカップも開幕となり、トップチームはワールドカップに参戦、オリンピック出場を目指し、ジュニアチームは次回の遠征からヨーロッパ諸国をめぐり多くの大会に参戦予定です。今遠征での経験を活かし、それぞれの目標達成に向けてシーズンを駆け抜けていきたいと思います。
　引き続き選手の応援よろしくお願いします。

表彰式にて

報告：スノーボード（スノーボードクロス）チームコーチ　生駒 大祐