競技
2017/03/24【REPORT アルペン】2016/2017タレント発掘事業(toto)報告
第1次アルペン競技タレント発掘育成事業遠征 |
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この事業は「スポーツ振興くじ助成金」を受けて実施しています。 |
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派遣期間 |
2016年6月19日(日)~7月13日(水) |
派遣先 |
ヒンタートックス(オーストリア) |
派遣目的 |
基本技術の習得 |
派遣選手 |
塩入 資 (法政大学) |
小山 陽平 (双葉高等学校) | |
若月 隼太 (八海高等学校) | |
松本 達希 (早稲田大学) | |
横山 竜太郎 (東海大学) | |
小山 慧 (地球環境高等学校) | |
相原 史郎 (東海大学付属札幌高校) | |
富井 雪奈 (長野俊英高等学校) | |
荒井 美桜 (サンミリオンSC) | |
若月 新 (北照高等学校) | |
コーチ・スタッフ | 井上 春樹、安食 真治、長田 新太郎、舛井 禎久 |
第1次アルペン競技タレント発掘育成事業(toto)海外遠征報告
報告者/井上春樹
第1次遠征はオーストリア、ヒンタートックススキー場にて基本技術の習得を目的として実施した。最初の7日間は低速のフリースキーのなかで、とくに「基本姿勢」「ポジション」「重心移動」「身体の向き」「身体の傾き」を確認しながら、丸いターン弧でフリースキーができるようトレーニングした。低速ベーシックトレーニングでは、「斜滑降〜重心移動〜角づけ〜ターン」のエクササイズを多く取り入れ、次にスピードの次元を上げ、ターンを前半、後半に分け部分トレーニングを行った。新規加入選手の多くが次のターンの外脚に重心移動をしないまま、上体の向きが早くフォールラインに向きすぎ、ターン前半にスキーと雪面のコントロールを失ってしまう傾向にあった。この部分ができなければ、丸い弧を描いて滑ることはむずかしいので、まずは低速でできるようにし、次にスピードを出してというように多くの時間を費やした。また、継続強化選手もこの部分の課題が大きく、修正できるよう取り組んだ。
次に基本的なGSゲートトレーニングに移行し、正確なラインどり、タイミングの習得を課題とした。最初の4日間はラインが直線的になるのを矯正するために、各ゲートのフォールライン線上、2〜3メートル上部の少し内側に補助ポールを立ててトレーニングを進めていった。丸い弧を描きながら、なおかつ正しいライン、タイミングで滑ることはむずかしく、各選手苦戦していたが、本数を重ねるごとに理解が深まり、徐々にではあるがラインが高くなり、タイミング良く滑れるようになってきた。苦戦していた理由としては、フリースキーでの課題がゲートのなかでも出てしまい、その影響からターンが長くなり、次のターンの始動が遅れてしまう。そうなれば当然ラインも直線的になりすぎ、丸い弧を描けなくなるといった具合である。また、ゲートの横のスペースが取れないこともその理由のひとつであった。ゲートに近いところをスキーが通過してしまうことにより、角づけを徐々に深めていくことができず、結果、外スキーのトップが次のゲートの高い位置まで向き切っておらず、ラインを修正しなければならなくなりタイミング、ラインに悪影響をもたらしていた。
スラロームでもGS同様の問題が見られたが、GSである程度つかんできていたため、セッティングの細かさに慣れ、素早く動くことで対応できるようになってきた。今遠征では基本的なオープンゲートのみのセッティングや、ストレートとヘアピンを少しだけ入れたセッティングしかトレーニングしていないので、第2次遠征ではより実戦的なセッティングのなかで精度を上げていきたい。
当初の予定ではスーパーGのトレーニングも行う予定であったが、スーパーGのトレーニングが行えるようなバーン状態の日が少なかったことや、基本的なターン技術を身につけるのに多くの時間を要したために、スーパーGのトレーニングを行うことはできなかった。今後の遠征のなかで段階的に取り組んでいきたい。
フィジカルトレーニングにおいては、舛井トレーナー指導のもと、雪上前、雪上後に行ったが、継続強化選手と新規加入選手とでは大きな差が出ていた。新規加入選手にはミーティングでフィジカルの重要性を伝え、高い意識を持って取り組むことを約束した。また、これはチーム全員に言えることであるが、フィジカルをこれまで以上に鍛えて、ケガの確率を減らすのはもちろんのこと、標高3000メートルを超えるスキー場で、より多く、より良い状態で滑走本数を稼ぐために、オフシーズンはより一層強化していきたい。また、フィジカルについてはチーム活動以外、各所属先での活動日数が多いので、連携を取り合って選手のレベルアップをめざしていければと思う。
第2次アルペン競技タレント発掘育成事業遠征 |
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この事業は「スポーツ振興くじ助成金」を受けて実施しています。 |
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派遣期間 |
2016年8月24日(水)~9月18日(日) |
派遣先 |
サースフェー(スイス) |
派遣目的 |
基本技術の習得 |
選手 |
小山 陽平 (双葉高等学校) |
若月 隼太 (八海高等学校) | |
八幡 優月 (双葉高等学校) | |
松本 達希 (早稲田大学) | |
小山 慧 (地球環境高等学校) | |
相原 史郎 (東海大学付属札幌高校) | |
富井 雪奈 (長野俊英高等学校) | |
石橋 未樹 (東海大学) | |
荒井 美桜 (サンミリオンSC) | |
若月 新 (北照高等学校) | |
コーチ・スタッフ | 井上 春樹、安食 真治、長田 新太郎、舛井 禎久 |
第2次アルペン競技タレント発掘育成事業(toto)海外遠征報告
報告者/井上春樹
第2次遠征はスイス、サースフェースキー場にて基本技術の習得、実践トレーニングを目的として実施した。最初の2日間はフリースキーで1次遠征の復習をし、その後GSのゲートトレーニングに移行していった。スキー場クローズが4日間ほどあったため、当初のスケジュール通りトレーニングを進めることができなかったが、スキー場に上がれた日はバーン状態も良好であり、充実したトレーニングを行うことができた。
技術面では1次遠征で取り組んできたことを中心に引き続き行った。なかでもターン前半から中盤の雪面とスキーのコンタクトを大切にし、外スキーにしっかりと体重を乗せ、スキーをたわませることを意識した。新しいターンの始動から角づけ部分でスネが伸びてしまい、腰の下からスキーを外してしまうことがよく見られたが、スーパーGトレーニングを実施したことでその部分の良い感覚をつかむことができ改善されてきた。これまでの遠征でスーパーGトレーニングを実施することはむずかしかったが、サースフェーでは今年から新たにスピード系トレーニングコースが新設されたため、3日間トレーニングすることができた。スピード系種目(ダウンヒル、スーパーG)が2セットセッティングできるほどコース幅が広く、中・緩斜面が多いコースであるため、ケガのリスクが低く、totoチームの現状レベルに適した効果的なトレーニングとなった。
合宿終盤には、ノルウェー・ヨーロッパカップチームのGSトレーニングに、松本、小山陽平の2選手を入れてもらうことができ、タイム、滑りの内容を比較できたことは大きな収穫であった。また、八幡、相原、小山慧の3選手も同日にスイスの州チームに入れてもらい、トレーニングできたことは3選手にとって良い刺激となった。松本、小山陽平両選手のトレーニングは斜面変化があり、フォールラインが大きく変わる、硬いバーン状況の30秒ほどのコースで、トップから平均0.5~0.9秒差であった。ノルウェー選手は94〜96年生まれであり、全選手が10点代前半のFISポイントを持っていることや、滑りの内容を考えれば現時点では悪くないタイム差であった。技術面での差は簡単に言えば、スキーのたわみの違いが一番大きいと思われるが、2選手ともに成長過程であり、今後のトレーニングしだいで追いついていける可能性のある滑りができていた。
フィジカル面では舛井トレーナー指導のもと、体幹を中心にインターバルなど、雪上トレーニングとのバランスを考えて取り組んでいただいたことで、基礎体力の向上をするとともに、ケガ人を出すことなく遠征を終えることができた。
最後に第1次、第2次遠征に帯同していただいた長田コーチにはさまざまな面で力になっていただき、毎日のコースミーティングでスーパーGコースをはじめ最適なバーンを確保してもらえたおかげで効率的、効果的なトレーニングを行うことができたので感謝したい。
第3次アルペン競技タレント発掘育成事業遠征 |
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この事業は「スポーツ振興くじ助成金」を受けて実施しています。 |
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派遣期間 |
2016年10月17日(月)~11月10日(木) |
派遣先 |
ヒンタートックス(オーストリア) |
派遣目的 |
実践トレーニング |
選手 |
小山 陽平 (双葉高等学校) |
若月 隼太 (八海高等学校) | |
松本 達希 (早稲田大学) | |
小山 慧 (地球環境高等学校) | |
相原 史郎 (東海大学付属札幌高校) | |
石橋 未樹 (東海大学) | |
コーチ・スタッフ | 井上 春樹、舛井 禎久、深井 拓 |
第3次アルペン競技タレント発掘育成事業(toto)海外遠征報告
報告者/井上春樹
第3次遠征はオーストリア、ヒンタートックススキー場にて、実践トレーニングを目的として実施した。これまでの遠征に比べ、GSは33〜36旗門、スラロームは50〜60旗門と実践に近い旗門数にし、毎日タイム計測をしながらトレーニングを行った。また、1次遠征から取り組んできた基本技術に加え、さまざまなセッティングや斜面変化、リズム変化、フォールラインの変化に、より正確に対応できるよう取り組んできた。
GSでは全体的に急斜面〜緩斜面へのつなぎがうまくいかず、タイムを伸ばせていないケースが多く見られた。トレーニングバーンの急斜面後半が徐々に右脚下がりの片斜面になっており、上部と同じタイミングで来るとそこでミスをしてしまい、緩斜面のタイムが遅くなるといった具合である。緩斜面の滑りだけではなく、斜面変化、フォールラインの変化への対応によってタイムに大きな影響があることをあらためて認識し、徐々に対応できるようにはなってきている。
スラロームではとくにヘアピン、ストレートの入口、出口でのミスが目立っていた。入口でスキーの入射角が強すぎて直線的になり、出口でポジションが後ろになってしまうパターンや、出口でスキーと雪面のコンタクトがないまま、スキーを一気に横にしてしまうことにより大きな圧をもらい、跳ねて次のゲートのフォールラインをオーバーしてしまうなどである。通常のオープンゲートと同様、スキーと雪面のコンタクトを大切にし、弧を意識することにより改善されてきたと思われる。
基本技術の部分では、ターン後半のポジション、重心の位置を適正にすることを第一に考え、切り返しからターン前半で下半身から始動し、角づけ時の身体の各ポジションが適正になることで落差を取れるように取り組んだ。とくに腰のポジショニング、体幹の使い方を意識することで、スムーズかつ小さいターン弧で滑ることが可能になってきている。
フィジカル面では、朝のウォーミングアップから雪上後のトレーニングまで、舛井トレーナーに継続指導していただいたことが、選手の良いパフォーマンスにつながっていた。これから1月の第4次遠征まで各所属先での活動が多くなると思うが、これまでの遠征で学んできたことを継続していってもらいたい。
今回で3回の遠征が終了したわけであるが、各選手のモチベーションが高く、チーム内での競争も見られ、非常に良い雰囲気でトレーニングを進めることができている。第4次遠征ではレースメインとなるが、引き続きこのような雰囲気で挑戦していきたい。
最後に松本選手は残念ながらケガをしてしまったが、手術は必要ないということなので、早期復帰できるようリハビリと治療に専念してもらいたい。
第4次アルペン競技タレント発掘育成事業遠征 |
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この事業は「スポーツ振興くじ助成金」を受けて実施しています。 |
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派遣期間 |
2017年1月9日(月)~1月25日(水) |
派遣先 |
韓国 |
派遣目的 |
実践トレーニング、FEC参加 |
選手 |
塩入 資 (法政大学) |
小山 陽平 (双葉高等学校) | |
若月 隼太 (八海高等学校) | |
八幡 優月 (双葉高等学校) | |
松本 達希 (早稲田大学) | |
横山 竜太郎 (東海大学) | |
小山 慧 (地球環境高等学校) | |
富井 雪奈 (長野俊英高等学校) | |
石橋 未樹 (東海大学) | |
荒井 美桜 (サンミリオンSC) | |
若月 新 (北照高等学校) | |
コーチ・スタッフ | 安食 真治、井上 春樹、舛井 禎久、深井 拓 |
第4次アルペン競技タレント発掘育成事業(toto)海外遠征報告
女子報告者/安食真治
今回の第4次遠征ではFEC6戦とFISレース1戦に参加し、これまでの練習の成果を試し、自分の課題をより明確にすることができた。
レースコースは、来季にオリンピックが開催されるコースであり、雪質はワールドカップのように氷で仕上げられていた。ジュニア選手はこれほどまでに硬い雪質と急斜面で滑ることは初めての体験であり、自分の技術やマテリアル調整に真剣に向き合うことができた。自分の力を発揮するためにアルペンレーサーとしてなくてはならない、攻める滑りを表現できるかが課題であった。正確な技術を発揮するためには、戦略的なコース攻略も重要になってくる。自分の技術と理想とするイメージとの差を修正し、この差を埋めていく作業は何年もかける必要がある。ジュニア選手であるが、これから世界の舞台で戦っていくためには今から準備を進めたい。
選手、スタッフがともにめざすものを共有し、同じ志をもって取り組んでいくことが、これからさらに重要になってくる。めざしている滑りを見失わず、技術だけではなく体力面からも競技力向上をうなすように分析する必要がある。そして、選手の成長が今シーズンだけではなく将来につながるようにする。まだまだ荒削りなスキー操作であったり、力の発揮に試行錯誤しているが、勢いある元気な滑りを忘れずに上達してくれることがジュニア期として大切で、それが将来につながることを期待する。
これからもタレント発掘事業の遠征で多くの時間を選手ととに過ごし、よりスキーについてディスカッションしていけるようになることで、課題克服の喜びや練習の成果をこれからもともに感じていけると思う。
◆女子成績
|
SL |
GS |
GS |
SL |
SL |
SL |
SL |
|
石橋未樹 |
順位 |
DNF2 |
3位 |
DSQ |
DNF1 |
13位 |
12位 |
10位 |
FISポイント |
|
57.50 |
|
|
56.74 |
40.80 |
36.99 |
|
富井雪奈 |
順位 |
DNF2 |
DNF1 |
13位 |
DNF2 |
10位 |
DNF1 |
15位 |
FISポイント |
|
|
83.07 |
|
49.13 |
|
52.75 |
|
若月 新 |
順位 |
DNF2 |
DNF2 |
12位 |
DNF2 |
15位 |
20位 |
19位 |
FISポイント |
|
|
69.08 |
|
64.93 |
70.68 |
67.91 |
|
荒井美桜 |
順位 |
DNF2 |
9位 |
DNF1 |
DNF1 |
DNF2 |
14位 |
DNF1 |
FISポイント |
|
89.32 |
|
|
|
45.51 |
|
男子報告者/井上春樹
第4次遠征は韓国のヨンピョン、アルペンシアスキー場にて、実戦トレーニング、FEC参戦を目的として実施した。
ヨンピョン大会は、来季のオリンピックテストイベントとして実施されたため、FISからスタッフが派遣され、すばらしいコースに仕上げられていた。もともとコースの難易度は高かったが、インジェクションが入り、ワールドカップ並みのコースであった。
これまで取り組んできた基本技術の精度が問われる状況下で、各ポジションの不正確さから生じるスキーのズレや、下半身始動のターンができていないことが原因で、下記のような成績となってしまった。この成績、内容を踏まえ、さらに基本技術の習得、精度向上に取り組んでいく必要性を感じた。また韓国、ロシアチームのセッティングはかなり直線的な傾向にあり、今後、さまざまなセッティングでトレーニングしなければならないと反省した。
選手にはまだシーズン半ばであるので、この反省をもとにしっかりとトレーニングしてもらい、これからのレースで結果を残していけるよう努力してもらいたい。
◆男子成績
|
SL |
GS |
GS |
SL |
SL |
SL |
SL |
|
小山陽平 |
順位 |
DNF1 |
7位 |
20位 |
21位 |
11位 |
13位 |
17位 |
FISポイント |
|
33.48 |
56.11 |
100.13 |
27.51 |
22.64 |
36.17 |
|
松本達希 |
順位 |
DNF1 |
13位 |
18位 |
18位 |
27位 |
DNF1 |
28位 |
FISポイント |
|
55.01 |
51.78 |
72.95 |
50.26 |
|
49.94 |
|
若月隼太 |
順位 |
DNF1 |
9位 |
12位 |
DNF1 |
DNF2 |
DNF1 |
DNF1 |
FISポイント |
|
44.41 |
41.74 |
|
|
|
|
|
塩入 資 |
順位 |
DNF1 |
25位 |
19位 |
DNF2 |
DNF1 |
30位 |
DNF2 |
FISポイント |
|
84.13 |
53.00 |
|
|
55.96 |
|
|
横山竜太郎 |
順位 |
DNF1 |
DNF1 |
DNF1 |
DNF1 |
20位 |
DNF1 |
27位 |
FISポイント |
|
|
|
|
40.38 |
|
46.22 |
|
八幡優月 |
順位 |
DNF1 |
DNF1 |
DNF1 |
DNF1 |
DQ2 |
33位 |
31位 |
FISポイント |
|
|
|
|
|
59.60 |
56.12 |
|
小山 慧 |
順位 |
DNF1 |
17位 |
27位 |
19位 |
33位 |
38位 |
37位 |
FISポイント |
|
64.47 |
90.04 |
76.30 |
94.48 |
74.13 |
86.11 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆総括
アルペン部長/岩谷高峰
今季で4年目を迎える同事業は、多くの支援の下、今年度も充実した計画を実施することができた。同事業は、優秀なジュニア世代の選手を発掘し育成することを目的とした事業である。ジュニア強化指定選考基準を定めると同時に、基礎技術や体力面、アスリートの資質など総合的に優秀と認められた選手を選考し活動している。
日本のアルペン選手が世界レベルに達するには、オフシーズンの滑走量を確保することが必要不可欠であり、環境面や経済面などがこれまでの日本選手にとって大きなハンディとなっていた。こうした課題を同事業を通じて解消でき、選抜された選手は通年での雪上トレーニングを実施できている。
比例する形で成績も向上し、2015/2016シーズンではユースオリンピックでの銀メダル獲得、ジュニア世界選手権U18では優勝といった成果を挙げた。そして、2016/2017シーズンはヨーロッパのFISレース優勝、アジア大会優勝、ジュニア世界選手権U18で2位になるなど、対象選手の成績は向上している。
しかし、これまでの事例から年代が上がるほどトップ選手との差が広がる傾向にあり、今後より質の高いトレーニングを継続して行うことが求められる。また、同事業をより効果的に活かすためにも、地域指導者や加盟団体との情報共有を図り、より優秀な人材を確実に育成強化できるよう努めていきたい。