競技

2017/08/07

【REPORT 第1回スノーボード(AL・HP・SSBA)合同合宿】
新生・JAPAN SNOWBOARD TEAM始動

メディアトレーニングの講師をしてくださった森先生と集合写真撮影

 

 先日、2017/2018シーズンにおけるスノーボードチームの新たな強化指定選手が発表となりました。その新生チームが平昌オリンピックに向かうシーズンに先立ち、スノーボードチーム合同のKICK OFF合宿を東京・国立スポーツ科学センターとナショナルトレーニングセンターにて、7月30日~8月1日の2泊3日の日程で行いました。

 

選手間でのメディアトレーニングのシミュレーション。HP片山選手とAL神野選手

 

 本合宿の目的は新年度・新チームのスタートにあたって、平昌オリンピックシーズンに臨むスノーボード部並びにチームとしての方向性を、選手とスタッフで共有し、定めた目標に向かって進むことを確認する機会とすること。強化指定を受けた選手、サポートスタッフらが一堂に会し、チーム全体で進むべき方向性を共有し、目標達成に臨んでいくための準備が始まりました。

 

パワフルでパッション全開の上田先生より、選手が知っておくべきリスクマネージメント講義

 

 

 合宿においては、まずSAJとしての組織の方向性や強化方針を選手たちに伝えました。それと同時に、選手自身がスノーボードの価値を高めるために備えておくべき内容(リスクマネージメント、SNSの管理、メディア・トレーニング、アンチドーピング)の講習会を行い、その他にもチームミーティング、体力測定、記者会見など、2泊3日と短い合宿にもかかわらず、内容の濃い時間を選手とスタッフが共有しました。選手たちにとっては、間もなく始まる雪上トレーニングや実戦への下準備に取りかかる絶好のきっかけとなったはずです。

 

 

④記者会見に臨む新生JAPAN SNOWBOARD TEAMの選手たち

 

 スノーボードは個人種目であり、競技をするのは選手自身ですが、そのスタートを切るまでの準備は計り知れない方々のサポートや力があってこそ成しえるものです。われわれチームスタッフも、オリンピックに向けて選手をサポートする立場として、個の力を最大限に活かすことができるよう、サポート力を強固にしてオリンピックに臨みたいと考えています。今回の合宿はそのきっかけとなる大きな意味のある合宿となりました。

 

多くの報道陣の前で堂々と受け応えをするAL竹内選手

 

 

 平昌オリンピックまで190日を切り、限られた時間の中で各々の立場で各々の役割を最大限に全うし、選手の土台となっていきたいと思います。そして選手たちはこれまで自分が積み重ねてきたことを思う存分表現し、全て出しきって欲しいと願います。

 20172018シーズン、新生スノーボードチームは目標に向けてチーム一丸となり進んで行きます。今後もジャパン・スノーボードチームへの応援をよろしくお願いいたします。

 

報告/ハーフパイプコーチ 治部 忠重