競技

2018/04/06

【シーズン報告/アルペン】
オリンピックに4選手が出場。閉ざされていた扉を開ける一歩となるか

 2017/2018シーズンのFISワールドカップのサーキットもすべて終了。今シーズンのSNOW JAPANの活躍を振り返ります。

 

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平昌オリンピックの男子GSに出場した石井智也選手(ゴールドウインSC/写真:藤巻剛)

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同じく女子GSに出場した石川晴菜選手(木島病院/写真:藤巻剛)

 

 

 アルペンスキーでは昨年末に行われた全日本選手権大会が大きな注目を集めました。これまで3月に行われていた同大会を12月開催に移行し、2月の平昌オリンピックの代表選考会を兼ねて行いました。緊張感にあふれる好レースが展開され、その戦いを勝ち抜いた4選手がオリンピック出場を果たしました。

 2006年以来オリンピックに出場することができていなかった男子GS、同じく2002年以来の出場となった女子2種目に選手を送り込むことができたことは、アルペン競技の強化・普及において大きな意味を持ちます。

 

 

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平昌オリンピック男子スラローム代表の湯淺直樹選手(スポーツアルペンSC/写真:藤巻剛)

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同じく女子スラローム代表の安藤麻選手(東洋大学/写真:藤巻剛)

 

 

 一方、FISワールドカップでは苦しい戦いが続きました。男子ではエースの湯淺直樹選手(スポーツアルペンSC)がコンディション不良もあって奮わず、ワールドカップ・ポイントの獲得はならず。大越龍之介選手(東急リゾートサービス)がスラローム第7戦で19位に入ったのが唯一の入賞でした。

 女子では安藤麻選手(東洋大学)がGSとスラロームの両種目で自身初のワールドカップ・ポイントを獲得。長く女子チームを牽引してきた長谷川絵美選手(サンミリオンSC)と清澤恵美子選手(成城SC)が今季限りで現役を退いたため、来季はいよいよエースとしての活躍に期待が集まります。

 

 また、ジュニア世界選手権では相原史郎選手(東海大学付属札幌高校)がJ1カテゴリーで2位に、ユース世界大会アルプチンブラでは君島王羅選手(塩原中学校)が3位に入るなど、ジュニア・ユース世代の選手たちも着々と力をつけてきています。

 来季以降も引き続き、アルペンチームへのご声援をお願いいたします。

 

 

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