競技

2019/10/11

【REPORT 第1回スノーボード(アルペン)合宿】
フィジカルの進化と変化を把握する体力測定

スノーボード・アルペンAチームは10月7日、横浜市スポーツ医科学センターにおいて体力測定を行いました。今回の目的は、春に行なった体力測定の数値を元に、シーズンスタートまでにどれだけ体が変わったかを確認するための大切な測定です。

Aチームの選手たちは競技層でいうと中堅からベテランの年齢。体力・筋力の維持、向上がどんどん難しくなっていく時期でもあり、自身のパフォーマンスの向上以外にも怪我への予防など、トップであり続けていくためにもフィジカルは競技者人生を左右する重要なものでもあります。

佐藤_最大W測定

40秒間全力ペダリングテストをする佐藤選手

測定は「自分の体における今の限界値」を確認するものであり、中でも乳酸カーブ測定などでは体内の乳酸値の上昇タイミングを把握することで疲労のタイミングを知り、どの程度の運動強度によって体内で疲労物質がどのくらい発生するのかを把握します。

斯波_神野乳酸カーブ

乳酸カーブ測定をする斯波選手と神野選手

個人スポーツである以上、常に同じトレーニングを行なっているわけではなく、選手それぞれのフィジカルトレーニングへの取り組み方によって得意不得意な動きや筋肉のつき方にも差が生まれます。そこで体力測定を行うことで個々の体におけるポテンシャル、コンディションを把握することができるため、今回も有意義な時間となりました。

フィードバック

測定後、数値を確認しながらUチーム選手とともにフィードバックを受ける

いよいよ今月下旬からはアメリカ遠征もスタートし、本格的なシーズンインとなるスノーボードアルペンチーム。北京に向けた2シーズン目に向けた準備もいよいよ大詰めです。引き続きスノーボード・アルペンチームへの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。

報告/スノーボード・アルペンチーム アシスタントコーチ 戸崎 啓貴