競技

2013/03/22

【REPORT フリースタイル】FISワールドカップ猪苗代大会
5年後の韓国オリンピックを目指して

 今回私たちはカナダ、アメリカのノースアメリカンカップに参戦しました。日程は2月22日シングルモーグル、24日デュアルモーグル(カナダ・ケベック州 ヴァル・サンコム)、3月1日シングルモーグル、3月2日デュアルモーグル(アメリカ・ストラットンマウンテン)の4戦出場して来ました。

 選手は女子が伊藤あづさ、和田野々花、谷口綺穂、男子は桑原竜司、目黒深理の5名で出場。5年後の韓国オリンピックに向けて海外初参戦も2名、加え収穫の大きい2週間でした。まずヴァル・サンコムの試合では男子65名、女子40名の各国が出場。

 ワールドカップの出場を狙い各国々が凌ぎを削る中、初日シングルモーグルでは日本選手は19位伊藤あづさ、29位和田野々花、36位谷口綺穂、男子は36位目黒深理、47位桑原竜司の全員が予選落ち。

 2日目ディアルモーグルでは予選通過ただ1人で5位伊藤あづさ。他の選手は26位和田野々花、33位谷口綺穂、男子の28位桑原竜司、36位目黒深理の結果でした。予選通過で進んだ伊藤あづさはカナダの選手(3位通過)と戦い僅差で1回戦敗退となってしまいました。とくにスピードなどが海外の選手との差を感じましたが、時差もあるため次のアメリカ遠征は調整し戦いたいと課題を残しました。

 アメリカ・ストラットンマウンテンに移動、初日シングルモーグルでは、伊藤あづさ予選14位通過ファイナル、15位和田野々花・25位谷口綺穂 男子・32位桑原竜司・41位目黒深理となり、2日目デュアルモーグルでは、14位予選通過伊藤あづさ、予選不通過だったのは21位和田野々花、26位谷口綺穂、男子では28位桑原竜司と39位目黒深理だった。

 決勝進出した伊藤あづさは1回戦敗退という結果になり、海外初参戦の高校生の谷口綺穂や目黒深理は実りのある2週間になり、5年後の韓国オリンピックに向けて個々の課題の見つかる大会になりました。来期は今期の課題を克服し選手一同戦いたいです。

 この遠征期間中は、国内にて伊藤みき選手のワールドカップ初優勝という快挙がありましたが、その裏では今回の遠征のような戦いがあり競技を支えております。

 成績は満足のいく内容には届きませんでしたが、この経験が競技においても、人生においても、次のステップへと必ず繋げ、夢を掴み獲りたいと考えております。

 

 今期の戦いは、まだ続きます。次は、富山県のたいらスキー場で行われる全日本選手権にて、ワールドカップで活躍中のメンバーも凱旋して、日本の頂点を決めるべく決戦が待っております。

 ノースアメリカンや国内戦で経験を重ねた選手達が、現役ワールドカップメンバーにどこまで追いつくことが出来たのか? あるいは追い越すのか?

 

ストラットン・マウンテンの大会コース

ヴァル・サンコムでの桑原竜司選手のエアー

今回の遠征に参加した選手たちの集合写真