競技

2020/09/24

【REPORT totoくじスポーツ活動推進事業・
第1回スノーボード(SS/BA)教室】
ジャンプ練習と講習プログラムで育成選手の初期インストール

 9月18日~22日、東北クエスト(宮城県村田町)にて、スロープスタイル/ビッグエア競技において必要なジャンプとジブ強化のため技術練習とフィジカルトレーニングに加え、アスリートを取り巻く様々な要素の座学を実施し、国内の競技力底上げと地域選手の発掘、指導方法の周知を目的とする、「totoくじスポーツ活動推進事業・第1回スノーボード(SS/BA)教室」が開催され、小学5年生から中学3年生の男女20名が参加しました。

 

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ウォーミングアップ

スモールキッカーでの基礎練習

 

 

 4日間の内、最初の3日間は午前にジャンプ練習、午後に筋力のフィジカル講習とトレーニング、滑りのフィードバック、夕方にはバイオメカニクス、ジャッジ講習、目標設定、脳振盪についてなどの座学を行ない、4日目の最終日は午前中に持久力のフィジカル講習を行ないました。また、3日目のジャンプ練習では模擬大会を実施し、ビッグキッカーとスモールキッカーに分かれて実際にジャッジをして順位をつけました。

 

 

滑りを撮影してフィードバックを行なう鈴木淳宏コーチ

バイオメカニクス講習で動作確認を指導する白川尊則講師

転倒後体のチェックを行なう田畑竜平トレーナー

 

 

 本事業ではただ単に滑りの技術練習をするにとどまらず、若年期の選手たちが今後世界を目指していくために必要な様々な競技力向上のための要素を学んでいくことを趣旨としています。そのため、選手のみならず、選手の一番のサポーターである保護者様に向けても座学講習をZoom配信したり、ジャッジングやトレーニングなどについてスタッフへの質問を受け付けるなどの対応をとらせていただき、学びの機会を広げました。

 

スタート台で指導を行なう赤川隼多コーチ

保護者からの質問に応える筒井健裕フィジカルコーチ

橋本涼ジャッジによるジャッジ講習

 

 

 参加した選手たちは皆熱心にコーチングスタッフの指導や講習を受けており、この15歳までの初期インストールが将来世界で活躍する選手の成長の助けとなればと期待しております。

 

渡邉耕太ドクターによる脳振盪講習

座学で真剣にノートをとる参加選手

 

 

 また、本事業のテキストとして、以下のプログラム、メソッドを活用しております。現場の指導もこれに沿って行なっておりますので、併せましてこちらもご覧になり、学習していただけると幸いです。

 

●【スノーボード】スロープスタイル・ビッグエア強化育成プログラム_2020年1月7日版

●【スノーボード】ビッグエア テクニカルメソッド_2020年1月7日更新版

 

 本事業は今年度計5回の開催を予定しております。次回開催以降も学びたい意欲ある選手たちのご参加をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

 

●【お知らせ スノーボード】スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)教室開催について

 

 

 

報告/スノーボードSSBAヘッドコーチ 上島 しのぶ