競技
2020/10/22【REPORT 第1次スノーボード競技(SSBA)タレント発掘育成事業遠征】
雪上機会を持てたことに感謝! 大きな収穫を得たジュニアチーム
今季初の雪上トレーニング機会となった本事業は、9月30日から10月16日までスイスのサースフェーで実施されました。これまでなかなか国内でも合宿の機会が取れず、ここまでに実施された国内合宿は2回のみでしたが、それでも各自フィジカル強化やマットジャンプによる自主トレーニングをしっかり積み重ねてきて、その成果を雪上で試す機会を持つことができました。
現地到着後3日間は悪天候で山にも上がれずフラストレーションが溜まる期間ではありましたが、そこは割り切ってしっかりとフィジカルトレーニングに打ち込み、天候回復後には雪上の時間を無駄しない意識で練習に取り組みました。
ワールドサイズのセクションとトップランカーが揃い、ジュニア選手にとっては非常に刺激の多い環境ではあるものの、大きなケガのリスクもある中で、ウォーミングアップや練習後のケアも十分に行い、トッチームに負けない充実した練習ができました。
オフ期にエアマットで調整を続けていたトリックを雪上のものにするべく積極的に挑戦を続け、各選手とも納得の練習ができたようです。
今回ジュニアチームで唯一国内に残った吉沢光璃選手は、肩のケガのリハビリと更なるフィジカル強化を目指して国立スポーツ科学センターに、そしてケガの様子も見ながら技術強化のためマットジャンプ施設にも通い、本格的なシーズンに向けてしっかりと準備を進めています。
最後になりますが、コロナ禍においてこのような活動ができましたことは、関係する皆さまのご理解とご協力の賜物であることは言うまでもありません。チームを代表して感謝を申し上げますとともに、ご理解をいただいた国民の皆様にはその成果を持って恩返しができますよう、引き続き活動を進めて参ります。
今後ともSSBAチームの応援をよろしくお願いします。
報告/スノーボードSSBAジュニアコーチ 今井 勇人