2月1日から5日の5日間、北海道東川町キャンモアスキービレッジのご協力の下、U指定ならびに国内強化指定の選手を対象とした第4回スノーボード競技（アルペン）タレント発掘育成事業合宿が開催されました。
　今回の合宿は、週末には国内FISレース初戦が控えていたこともあり、これまでの合宿で取り組んできた滑りのベーシックを念頭に置きながら大会形式での雪上トレーニングを行いました。
　初日の雪上こそ悪天候となったものの、スキー場全面協力による早朝貸切でのトレーニングで充実した環境の中、レース同様「2本しっかり滑りを揃える」ことを意識して集中力を高めました。

夜明けと共にパーフェクトコンディションが選手を待ち構えてくれました

国内強化指定、住永翔吾選手のライディング

　雪上トレーニングが午前中の早い時間で終わるため、以降の時間はフィジカルやコンディショニングに当てることができ、座学の時間はオンラインにすることで合宿に参加できなかった選手も交えてメンタル講習を行い、レース前の心の準備についても学ぶ時間を作りました。

座学講習はオンラインにすることで現地に来られなかった選手たちも一緒に参加

　合宿参加人数はこれまでに比べて少なかったものの、参加選手全員が時に励まし合い、時に笑い合いながら同じ時間を過ごし、チーム全体の雰囲気も非常に心地よい中での合宿となりました。
　合宿の直後には札幌においてFISレースが開催され、選手ひとりひとりに良かった点、反省点、そして課題が新たに見つかったことと思います。
　来月には全日本選手権も控えているなかで、限られた時間、環境をいかに有意義に使うかを改めて考え、大切な1戦に向けて準備と努力を続けて欲しいと思います。

U指定、佐伯怜志選手のライディング

　この度の合宿開催にあたり多大なるご協力をいただいたキャンモアスキー場をはじめ、高原ホテルのスタッフの皆様に心から感謝を申し上げるとともに、残り半分を切っているスノーシーズンですが、なかなか思うように活動ができない中でもベストを尽くしている選手たちへの応援を、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

報告／Division2 スノーボード・アルペン コーチ　戸崎 啓貴