競技

2021/03/08

【REPORT 第10回スノーボード(ハーフパイプ)巡回指導】
世界選手権に向けて

 2月28日~3月3日の日程で高鷲スノーパーク(岐阜県)にて第10回スノーボード(ハーフパイプ)巡回指導を行いました。今回の巡回合宿では世界選手権、ワールドカップ最終戦に向けての最終調整としてサポートを行いました。

 参加した選手は戸塚優斗選手(ヨネックス)、平野流佳選手(太成学院大学スキー部)、片山來夢選手(バートン)、冨田せな選手(チームアルビレックス新潟)、小野光希選手(バートン)、今井胡桃選手(プリオHDスキー部)、冨田るき選手(チームJWSC)の7名。スタッフは村上、青野のコーチ2名、動作解析の白川氏、トレーナーの樋口氏、サービスマンの山本氏、ストラクチャーテスター中島氏の6名でサポートを行いました。

 

 

戸塚優斗選手 撮影@yukihikoyamada戸塚優斗選手@yukihikoyamada

世界基準のHP世界基準のハーフパイプ

 

 

◆動作解析サポート

 動作解析トレーナーの白川氏には選手達の今シーズンの映像を確認してもらい、我々コーチから各選手の世界選手権、ワールドカップで予定している演技構成を伝え、その演技に対して修正点の改善に取り組みました。選手たちの吸収も良く、シーズン中に修正の機会を設けられたことで世界選手権前に予測を超える良い状態まで仕上げることができました。

 

 

雪上での動作解析フィードバック雪上での動作解析フィードバック

 

 

◆ケアサポート

 雪上時の怪我受傷対応、雪上後のケアサポート、雪上での予防準備など、選手たちが不安なく雪上トレーニングに集中して臨める環境を用意することができました。樋口トレーナーには事前に各選手のコンデションの情報を伝えており、的確で効率、効果的なサポートができたと思います。樋口トレーナーは選手達ともこまめにコミュニケーションを取り、滑走前後にケア対応もして頂き世界選手権に向けて選手達も不安なく臨めると思います。

 

 

コンディショニングケアサポートコンディショニングケアサポート

 

 

◆テクニカルサービスサポート

 合宿地から山本サービスマンの拠点からも近いという利点を活かし、悪天候を判断し急遽ラボに戻って作業を行うなど臨機応変な対応を施して頂き世界選手権に向けての万全なギアの下準備をしていただきました。選手達も不安なく世界選手権に臨むことができそうです。また、北京オリンピックに向けての取り組みとして開発中のストラクチャーテストも同時に行うことができたのは大きな進歩となりました。

 

 

テクニカルサービスサポートテクニカルサービスサポート

 

 

 今回の巡回合宿では想定していた以上に選手達のトレーニング内容は充実しました。各選手のモチベーション、トレーニング内容を確認をすることができ、この後の世界選手権、ワールドカップで準備してきたことのパフォーマンス発揮に大きな手応えを得ることができました。必ず結果を残してくれるはずです。

 世界選手権、ワールドカップでは男子選手金メダル含むメダル2個の獲得、女子選手メダル1個を目標と設定して臨みます。今回は3日間と短い期間でしたが世界選手権前に巡回指導を実施し、選手のサポートを行うことができて良かったです。

 

 

平野流佳選手 撮影@yukihikoyamada平野流佳選手@yukihikoyamada

片山来夢選手片山来夢選手

 

 

 コロナ禍で異例のシーズンがスタートしましたが、既に終盤を迎えようとしています。大変な中でも大会開催にご尽力頂いている主催者の皆様、我々の活動をサポート、支えて頂いているスポンサー様、スタッフの皆様には本当に感謝しかありません。今回国内でトレーニングできる環境、機会があったことはチームとしてもとても大きかったです。会場となった高鷲スノーパークスキー場様、GSD様ありがとうございました。

 世界選手権、最終戦ではスノーボード・ハーフパイプチームとして良い報告ができるように頑張って来ます。応援よろしくお願いいたします。

 

●世界選手権 SBHP代表
http://www.ski-japan.or.jp/game/37193/
男子:戸塚優斗・平野流佳・片山來夢・平野海祝
女子:冨田せな・小野光希・今井胡桃・松本遥奈

 

【試合日程】
予選:3月11日(現地日時)
決勝:3月13日(現地日時)

 

 

報告:スノーボード・ハーフパイプ コーチ 村上 大輔