競技

2021/12/23

【REPORT 第4回スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成合宿 代替巡回指導】

日程 令和3年12月18日(土)~12月19日(日)埼玉クエスト

スノーボードハーフパイプ国内強化指定選手を対象に12月18日から19日まで2日間の日程で埼玉クエストにおいて、第4回スノーボード競技(HP)タレント発掘育成合宿 代替巡回指導を実施しました。

本合宿では個々の技術課題練習とシーズンを通して戦うためのコンディショニングとフィジカルトレーニングを以下の内容にて行いました。 第4回スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成合宿・集合写真第4回スノーボード競技(ハーフパイプ)タレント発掘育成合宿・集合写真

<エアマットトレーニング>

技術課題においては4方向のダブルコークと、回転数を上げる為の空中での身体の使い方と目線について練習を行いました。普段ハーフパイプでは挑戦したことのない技に選手達はトライしいろいろな目線の入れ方やアプローチでのポジションを確認していました。ウォーミングアップウォーミングアップ
ジャンプ前の選手達ジャンプ前の選手達

<フィジカルトレーニング>

報告 吉澤昌和
場所は体育館だったので自体重のエクササイズを行いました。
比較的フォームは安定していたので負荷を上げて実施することができました。
フォームを意識しながら負荷をかけるまで進めることができたので全体としては良かったと思います。
普段の練習環境等を考えると自体重で行うこともあると思いますので、今日行った内容を継続していただきたいです。
トレーニング後はストレッチも実施しましたが、各選手練習後はあまりストレッチをしていないようでしたのでこちらも合わせて続けてもらうようお伝えしました。吉澤トレーナーによるフィジカルトレーニング吉澤トレーナーによるフィジカルトレーニング

<参加選手感想>

金子恵汰
今回の埼玉巡回指導では、主にバイオメカニクスを意識した練習をしました。キャブダブルナインでは体の軸が倒れてしまっていたせいでポジションがズレしまっていたので、上手くバイオメカニクスを使えていなかったけど、体の軸を真っ直ぐにすることを意識したらポジションが治り上手くバイオメカニクスを使うことができたので良かったです。スイッチバックダブルテンでは体の軸が倒れてしまっていて、横の回転が足りず、縦の回転が強くなってしまったので、体を真っ直ぐにして、横に回すことを意識したら横の回転が強くなり、着地が見やすくなったので良かったです。フィジカルトレーニングでは今までやってこなかったトレーニングが多くすごくキツかったので日々習慣にしていけたらいいと思いました。しかしフィジカルトレーニングだけでは体が固くなってしまうのでしっかり柔軟も毎日継続し続けようと思いました。
近伯篤
マットのトレーニングではbsダブル1080の練習を行いました。かなりの確率で空中をコントロールできるようになりました。fsは900とダブル900を練習してハーフパイプでも出来るイメージがつきました。キャブは720まではグラブもできる余裕がありますが、900を回しに行くと体が先行してしまうことも分かりました。今後は近くの東北クエストで練習して治そうと思いました。フィジカルトレーニングをした後のマットのトレーニングが少しきつかったので、フィジカルトレーニングを習慣にして強い体をつくろうと思います。あとは柔軟が全くできてなかったのでストレッチもしようと思いました。
南野洋
今回、埼玉クエストにて開催された強化トレーニングは、スイッチスタンスの技を中心に練習に取り組みました。僕自身埼玉クエストが初めてだったので、初日は調整とメインスタンスだけで終わってしまったのですが、2日目はスイッチを中心とした練習に切り替えることが出来て、シーズンに向けた練習になったと思います。
2日目の午前中にあった、フィジカルトレーニングでは普段鍛えない箇所も鍛えることが出来て、自重トレーニングの幅が広がった有意義な時間だったと思います。神戸コーチによるスロープにおけるバイオメカニクスのレッスンで以前はなかったスイッチスタンスのタメをしっかりと作れるようになったと感じました。
今後は、メインスタンスのスピンもスイッチスタンスのスピンも同じくらいの回転力と高さで滑走できるフィジカルトレーニングもして行こうと思いました。

<コーチ所感>

埼玉クエスト巡回指導は2回目となりますが、今回もエアマットを使った練習を通してどの位の力量があるのかを見ることができました。個々のレベルも上がって来ており、技術練習の中伝えた課題に対してそれぞれ考えながら上手に対応していました。今後は個々の独創性のある滑りを構築していって欲しいと思います。

課題としてはフィジカルトレーニング等の滑り以外の部分でも積極性が欲しいところです。競技を追求しより良いパフォーマンスを発揮する為にいろいろ知識を取り入れ、心、技、体を成長させていきたいと思います。滑りについて話し合う選手達滑りについて話し合う選手達

報告: スノーボード/ハーフパイプ ジュニア・ユース コーチ 神戸 忠仙

※コンテンツ内に、運動の特性上、一時的にマスクを外している場面がございますが、当合宿はSAJ感染対策ガイドラインのもと参加者全員に事前のPCR検査を実施し、陰性を確認したうえで実施しております。