競技

2022/01/18

【REPORT 第3次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征】 スロープスタイルで村瀬心椛がWC初優勝!鬼塚雅が2位

スノーボード/スロープスタイル・ビッグエアチームでは、3つの大会参戦を予定している第3次遠征を開催しました。
▲※遠征の概要はこちら

初戦の大会は2021年12月29日から2022年1月1日にかけてカナダ・カルガリーで行われたスロープスタイル大会に参戦してきました。用意されていたコースは上部からジブセクション3つ、ジャンプ2つ、そして、セクションの最後にはハーフパイプを半分に切ったようなアイテムのトランジション1つと計6セクションのコース。総合滑走能力が求められるコースとなっていました。また、大会の時期と重なり記録的な寒波が訪れていた事もあり、気温が-30度前後の厳しい環境下での大会となりました。

スイッチバックサイド540で優雅に舞う 國武大晃選手
スイッチバックサイド540で優雅に舞う 國武大晃選手

決勝の採点は方式はセクションバイセクションとなっており、各セクション毎の得点が10%(6つのアイテムがあるので、セクション点だけで60点)、そして全体の流れを採点するオーバーオールの得点が40%という方法を採用していました。この採点方法では各セクションでコンスタントに点数を獲得しなければ、高得点を得る事が難しくなっていました。今大会は今期初めてのスロープスタイル大会という事もあり、今期のジャッジの特徴が表れていました。今季は安定感が重視したジャッジとなっており、高難易度のトリックであっても、安定感や完成度が伴っていなれけば、得点を伸ばすことがかなり難しくなってました。

鬼塚雅
鬼塚雅

鬼塚は久しぶりの表彰台。コンディションを見極めながら、技の選択をおこない、着実に成績を残しました。調子が戻ってきており、結果が出たことにチームとしても安心しました。以前のパフォーマンスが戻ってこれば必ず成績が伴ってくると信じてます。

村瀬は抜群の安定感でした。様々な大技を武器として持ちながらも、天候やセクションに応じた柔軟な滑りで1本目のランが採用されて見事優勝を果たす事が出来ました。意外にもワールドカップスロープスタイル初優勝でした。

ベストトリック賞を獲得したフロントトリプル1440 木俣椋真選手
ベストトリック賞を獲得したフロントトリプル1440 木俣椋真選手

男子では、木俣が8位入賞を果たしました。最後のトランジションでの細かなミスが悔やまれる結果となりました。大会ではタラレバは当然ですが、表彰台の可能性もあったので悔やまれました。

報告: スノーボード/スロープスタイル・ビッグエアチーム テクニカルスタッフ 稲村 樹
写真:Lee Ponzio

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