競技

2022/10/05

【REPORT 第2次フリースタイル競技(エアリアル)タレント発掘育成事業遠征】

▲第2次フリースタイル競技(エアリアル)タレント発掘育成事業遠征の概要はこちら

期日
令和4年8月28日~9月26日
場所
Utah Olympic Park
内容
ウォータージャンプトレーニング、フィジカルトレーニング
参加者
五十嵐 晴冬はると、五十嵐 瑠奈るな、宮沢 海帆みほ
スタッフ
綿貫 雅弘

8月28日~9月26日の日程でアメリカ、ユタ州パークシティーにある Utah Olympic Park 内のウォータージャンプ施設にて、ジャンプトレーニングとフィジカルトレーニングを行った。

3選手とも初めての施設、特に女子2名は初の海外遠征で、施設や環境へスムーズに適応出来るよう、他国チームとのコミュニケーション、用具調整などを含め、注意深くサポートを行った。また栄養面では、毎日当番制で自炊し、バランスの取れた食事を心がけてコンディション向上に努めた。

フィジカル面では全員が積極的にウエイトトレーニングをはじめ、体幹やセルフケア、リカバリーにも地道に取り組んだ。豊田トレーナーによる定期的なリモートサポートで遠征中もアップデートを行いながら、充実したフィジカルトレーニングを継続することが出来た。

技術面では、五十嵐晴冬が今遠征で初めて3回転にトライした。限られた時間の中、これまでの基礎固めの成果で、3回転ジャンプでも精度の高いテイクオフを習得し、最終日の模擬試合では素点88%を超える3回転ジャンプを行った。五十嵐瑠奈は、高精度かつ安定したテイクオフに磨きをかけ、1回転1回捻りも大きく前進した。2回転でも精度の高いテイクオフは健在で、今や彼女の最大の強みとなった。それをベースに課題の空中判断にも積極的に改善に取り組んだ。宮沢海帆は前半、徹底した1回転の基礎固めに粘り強く取り組んだ。そうして課題を1つ1つクリアしながら、経験と自信を積み上げて行った。その成果で後半に初めてトライした2回転ジャンプにおいて、1本目から精度の高いテイクオフを行い周囲を驚かせた。最終日の模擬試合では、女子2名ともが素点80%を超える2回転ジャンプを行うことが出来た。

選手は4週間の期間を通じ、日々の些細な取り組みと地道なトレーニングで、小さな進歩を積み上げ、大きくステップアップした。そして大きな故障も無く、無事遠征を完了することができた。またカナダやアメリカのトップ選手や同年代の選手と交流することで、大きなものを得た様子である。それぞれの選手が、将来の活躍へ向け、扉を開く遠征となった。

五十嵐晴冬選手 3回転ジャンプトレーニングの様子五十嵐晴冬選手 3回転ジャンプトレーニングの様子
宮沢海帆選手 2回転ジャンプトレーニングの様子宮沢海帆選手 2回転ジャンプトレーニングの様子
五十嵐瑠奈選手 フィジカルトレーニングの様子五十嵐瑠奈選手 フィジカルトレーニングの様子
集合写真集合写真

報告: フリースタイル(エアリアル)チーム ヘッドコーチ 綿貫 雅弘

運動の特性上、コンテンツ内にマスクを外している場面がございますが、当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。