競技

2013/01/31

【REPORT スノーボード世界選手権SBXストーンハム大会】
マイナス29度という極寒の中での開催

 1月24日に予選、26日に本戦が行われた。藤森選手予選一本目のランではスタート直後から始まるジャンプセクションにて大きなミスをしてしまい、いわゆるイチ抜けとなるトップ12位以内に入れず。2本目はコース前半をトップ選手に迫るタイムでクリアしたが、向かい風と雪質変化によりタイムが伸びず予選最終順位を20位とした。6人同時に滑るファイナル一回戦では、スタートからのジャンプセクションで小さなミスがあったが第一バンクを3位で突入!その後のラインの交錯や接触をものともせずに3位の状態でレース終盤へと進んだが、ゴール直前で4位の選手に並ばれ、写真判定で4位という結果で敗退。最終順位を16位とした。

 

 桃野選手は予選一本目のコース中盤スピードを乗せきる事ができずにファイナル進出の半数である一抜けならず。予選二本目を滑走し、素晴らしい動きを見せていたがコース後半のジャンプセクションにて、バインディングが破損する大転倒をしてしまい、予選最終順位を36位とした。6人同時滑走のファイナルでは4位のポジションでコース中盤へ。第二バンク以降のウェーブセクションでは抜群の技術で加速した。しかし第三バンクの手前で飛び過ぎてしまいスピードをロス、その後3位の選手に迫ったがそのまま4位でゴール。最終順位を29位とした。

 

 コースの性質や設計、選手の特性が大きく表れる大会となった。課題と対応策を明確に今後もトレーニングを重ね挑んでいきたい。次はソチで開催されるプレオリンピック大会、それまでにできる最善を尽くしていきたい。

 

果敢にチャレンジした桃野選手(左)と藤森選手

難関となったビッグキッカー

閉会式

 

 

報告/スノーボードクロスコーチ 五十嵐 幸太