競技
2023/01/30【Report 第4回スノーボード競技(アルペン)タレント発掘育成事業合宿】
強化拠点の強みを存分に生かした強化トレーニング合宿
第4回スノーボード競技(アルペン)タレント発掘育成事業合宿の概要はこちら
スノーボードアルペンチームは、1月23日〜25日の3日間、強化拠点である長野県菅平高原パインビークスキー場においてタレント発掘育成合宿を実施いたしました。
今回は、直前までアルペンスキーのトレーニングが実施されていたバーンを引き継がせていただいたことで、インジェクションを施されたハードなアイシーバーンでのトレーニングを行うことができました。
地下 綾音 選手
インジェクションとは、雪面に穴を開け、水を流し込むことで、人工的に氷のような硬いバーンにすることを指します。アルペンスキートップレベルの大会では多く取り入れられているもので、スノーボードアルペンにおいてもヨーロッパなどのレースではインジェクションのバーンに近いコンディションでのレースが多くあります。
これは、見方を変えると「とても危険なコース」であり、上級者でも難しいコンディションです。一般開放できないコースとなるため、大きな大会でもない限りやっていただけるスキー場はほとんどありません。強化拠点の強みから、このようなご協力も惜しまず対応していただけるパインビークスキー場関係者の皆様には感謝の言葉が尽きません。
大島さくら 選手
占有バーンにおいて、スタートゲートを設置したトレーニングは大会そのものをイメージしやすく、参加選手がこのあとそれぞれ海外遠征に向かうことから、より実践的なトレーニングを実施できました。また、雪上トレーニング後には体育館にて球技なども行い体を動かし、トレーナーのケアを受けならオンとオフをしっかりと意識した合宿となりました。
最終日はあいにくの悪天候により雪上トレーニングの実施はできませんでしたが、日本全土を覆う爆弾低気圧の影響を受けながらも、合宿を終えた選手は無事に海外遠征に向かいました。
シーズンも残り半分程度となった今、これからは成果と結果を意識する時期です。
選手ひとりひとりが思い描く目標に向け、怪我なく万全な状態でスタートに立てるよう、引き続き応援よろしくお願いいたします。
菅平高原パインビークスキー場にて
報告: スノーボードアルペンチーム/チーフコーチ・セクレタリー 戸崎 啓貴
当事業はSAJ感染対策ガイドラインのもとで実施しております。