競技

2014/11/20

【REPORT 第2回フリースタイル・モーグル(ジュニア)合宿】
これまでの成果を確認し、より良いコンディションを維持するために

 11月8日~10日の3日間、国立スポーツ科学センターおよび味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、第2回フリースタイル(モーグルジュニア)合宿を実施しました。参加選手は、モーグルジュニア選手と一部のシニア選手の6名でした。

 今回の合宿の目的は(1)体力の現状を確認すること、(2)その体力を向上させるためのトレーニング方法を確認すること、(3)スキーシーズン中のコンディショニングの方法、特にセルフケアを中心に理解することでした。

 合宿初日、2日目には遠山トレーナー指導のもと、体力測定とトレーニングを行いました。練習後には選手と個人面談を行い、選手個々の目標や現在のトレーニング環境等を確認しました。

 その後全体ミーティングを実施し、フリースタイルスキー選手はどのような選手であるべきか、競技生活を送るために必要な選手としての考え方、トレーンングの必要性を説明しました。

 合宿当初には体力、トレーニングに対する意識がまだ十分ではないと感じていました。しかし体力測定とミーティングを終えて迎えた3日目のトレーニングでは、選手からトレーナーに対して質問も出るようになり、トレーニングに対してのより深い理解が進んだと感じられる場面がありました。今後は、よりこのような機会を多く設けたいと考えています。

 さらに、最終日午後にはFIS審判員によるジャッジクリニックを受講し、自らがワールドカップ選手のビデオを見て採点するトレーニングを行いました。

 このことは自分がどのように採点されているのか、どのようなポイントに気をつけて滑れば良いのか、ルールに対する理解を深めより高得点を獲得するための滑りを考えるきっかけとなりました。

 今回、参加したジュニア世代の選手は、2018年、そして2022年のオリンピックでメダルを狙う世代になります。時間をかけて体力、スキー技術、そして心理的側面の基礎を作り2018年、2022年のオリンピックでのメダル獲得を目指して選手、コーチ共に努力して参ります。

 

報告/モーグル育成コーチ 附田 雄剛