競技

2014/12/09

【REPORT アルペン】チルドレン小委員会主催
アルペンコーチセミナー開催

 SAJチルドレン小委員会主催による、アルペンコーチセミナー(技術伝達講習会)が、長野県湯の丸スキー場・高原ホテルを会場に36名の参加者を集め、12月5日より2泊3日の日程で開催されました。

 これは、ユース世代(概ね12-15歳)を指導するコーチを対象に、「この年代の選手にこれだけのことはしっかりと教えてほしい」と、チルドレン小委員会が考える指導方針を伝達することを主目的として、初めて開催したものです。

 講師は、元全日本チームメンバーでナショナルデモンストレーターとしても活躍し、今シーズンよりチルドレン専任コーチに就任した佐藤久哉さん、そして、元全日本ダウンヒルチームのメンバーで、長野・ソルトレイクシティ両オリンピックに出場した滝下靖之さんが努めました。

 今セミナーでは、1)身に付けるべき基礎技術の確認とそのドリル、2)高速系種目の重要性と基礎技術、そして3)ティーチングとコーチングの違いの認識、の3点に主眼を置き講習を進めました。また、雪上や講義では、講師からの一方通行の伝達ではなく、参加者と意見交換を行いながら、協働して講習内容を洗練させていくことにも重点を置きました。

 受講者からは活発なフィードバックをいただき、受講生と講師陣が一体となり日本のユース強化を考える、貴重な機会になったと確信しました。

 12日からは秋田県八幡平スキー場においても、同内容でセミナーが開催されます。

 

報告/アルペンチルドレン小委員会委員長 加藤 清孝

 

 

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長野県・湯の丸スキー場で行われたコーチセミナー