競技

2014/12/18

【REPORT フリースタイル】FISワールドカップ・ハーフパイプ
小野塚選手、順調に3位発進

 2015シーズン初戦のワールドカップ・スキーハーフパイプが、アメリカコロラド、カッパーマウンテンにて、開催されました。このワールドカップには日本から、小野塚彩那選手(石打丸山スキークラブ)、渡部由梨恵選手(白馬村スキークラブ)が出場しました。

 開催されたカッパーマウンテンでは、大会開催の2日前からパイプがオープンしました。出来上がったパイプの感覚をエアターンでしっかり感じとらえ、夏に多く練習してきた成果を少しずつ感じ取っていきました。

 小野塚選手は、主に新しい技への対応など細かくテストしていました。渡部選手は、苦手なレフトサイトの壁を中心に高さをライトサイドの壁と同じくらい出せるように練習し、ライトサイド側での720の調整をしました。
 大会は予選で小野塚選手は持ち味である安定した高さで予選を2位通過。渡部選手は13位で予選落ちとなりました。ルール変更で決勝は2本だった滑走が3本になり、決勝に進める選手も今回は女子6名、男子10名と予選を通過できる選手が少なくなりました。決勝では小野塚選手は3位に入り、初戦を良い形でスタートできました。

 初戦を振り返ってみると、細かい部分でエアのグラブや高さの評価、技のクリーンさなどがしっかり評価されています。点数も厳しくしっかり見られるようになりました。
今後は上記の部分をしっかり見せられるよう、さらなる努力が必要です。
 次回のワールドカップに向け、しっかりと調整をしていきたいと思います。

 

報告/ハーフパイプコーチ 白川 大助

 

ソチ五輪のメダリストらしく豪快で高いエアを披露、会場を沸かせた小野塚選手

ファーストゲームで表彰に立ってホッとして表情の小野塚選手(左)

本格的にワールドカップの参戦した渡部由梨恵選手。残念ながら予選落ちだった