競技

2024/01/24

【Report スノーボード(ハーフパイプ)第6次スノーボード(ハーフパイプ)遠征】世界最強戦となったFIS ワールドカップ・ラークスOPEN戦(スイス) 決勝の舞台で果敢に攻めた日本人選手たち!!

第6次スノーボード(ハーフパイプ)遠征の概要はこちら

スノーボードハーフパイプの男女トップチームは第6次スノーボード遠征として令和6年1月8日(月)より、ラークス(スイス)スノーリゾートにやってきました。

素晴らしい舞台となったラークスのハーフパイプ

今回は令和6年1月20日(土)まで行われたワールドカップまでのレポートです。
ラークスのハーフパイプは世界最高品質との声も多く、この地で開催されるワールドカップでは例年世界から殆どの有力ライダーが参戦し、ハイレベルで見応えのあるものになります。

トップチームがスイス到着後、天候やコース状況も安定した好条件のなか続々と各国からライダー等も集まり、互いに切磋琢磨しながら大会前の良いトレーニングができました。

迎えたワールドカップ予選では、女子は 小野 光希みつき 選手(BURTON)、冨田 せな 選手(宇佐美SC)、冨田 るき 選手(東海東京フィナンシャルホールディングス)の3人全員が、男子は平野 歩夢あゆむ 選手(TOKIOインカラミ)、平野 海祝かいしゅう 選手(TOKIOインカラミ)、平野 流佳るか 選手(太成学院大学)、戸塚 優斗ゆうと 選手(ヨネックス)、重野 秀一郎しゅういちろう 選手(BURTON)の5人が、それぞれ決勝に駒を進めました。
12位まで決勝進出の予選で惜しくも13位と予選で敗れてしまった 山田 琉聖りゅうせい 選手も、高さと独創性のある構成で観客をわかせました。

2年連続の優勝を果たした 小野 光希 選手 Photo by_laemmerhirt
今季初戦で3位表彰台を獲得した 冨田 るき 選手 Photo by_laemmerhirt
大勢の観客の中演技をする 平野 流佳 選手 Photo by_laemmerhirt

女子決勝では、スピードの乗る硬いバーンコンディションで多数の選手が苦労するなか、小野 光希 選手が高難度で完成度の高い演技で最後まで滑り切り見事優勝を勝ち取りました。同じく、女子ではルーティンに入れる事が出来る選手が少ないB900を決めた 冨田 るき 選手が3位に入賞。冨田 せな 選手は残念ながら公開練習中の転倒のため、大事をとって棄権しました。

男子決勝はオリンピックを思わせるようなハイレベルな戦いになりました。選手全員が果敢な滑りで上位入賞を目指し攻める中、平野 流佳 選手が難易度の高い構成を上手くまとめあげ3位入賞を果たしました。また 重野 秀一郎 選手が5位、平野 海祝 選手が6位、平野 歩夢 選手が10位、戸塚 優斗 選手は11位の結果を収めました。

表彰台を飾った選手達(左から 平野 流佳 選手、小野 光希 選手、冨田 るき 選手)
平野 海祝 選手と映像スタッフの 木下 正圭まさかど

近年ワールドカップの行われるハーフパイプの大きさは高さ7.2メートル前後、女子も男子も技の難度や高さも進化を続けており、選手の実力も拮抗しています。1つでも上に進むために選手は皆怪我のリスクを顧みず、果敢に挑戦を続けています。今回の遠征はラークスオープン後も、winter X Games、マンモスワールドカップ、カルガリーワールドカップなど、しばらく連戦が待ち構えています。それぞれの実力を出し切って良い結果を残すことは勿論ですが、怪我なく無事に遠征を終える事が出来るように、コーチ、トレーナー、サービススタッフ、それぞれが一丸となってサポートを続けていきます。

コーチングスタッフも大忙し
秋山 とおる トレーナーによる現場サポート
森田 寛子ひろこ トレーナーによるケアサポート
山本 恭平きょうへい サービスマン帯同により選手達のパフォーマンスを後押しできました

今年も素晴らしいコースと滞りない運営で最高の大会を用意していただいたラークススタッフの皆様に心より感謝申し上げます。

引き続き応援よろしくお願いします。

報告: スノーボード(ハーフパイプ) チーム 技術コーチ 石崎 たすく

Japan Snowboard HP Teamの今回の遠征の模様、スノーボード・ハーフパイプチームの情報はこちらのインスタグラムでもご覧いただけます。
(Instagram_Glyph_Gradient_RGB@japansnowboardhpteam) • Instagram写真と動画