競技

2015/04/28

【REPORT スノーボードHPチーム遠征】
選手間の高め合いの中でスキルアップが得られた雪上合宿

 スノーボードハーフパイプチームは今シーズンにおける活動の成果を踏まえ個々における弱点の克服、来シーズンに向けた技術強化を目的としたシーズン最後となるトレーニング合宿を行った。今回の開催にあたっては強化選手に加え推薦による育成選手の参加もあり、選手、スタッフ総勢11名による大規模の合宿となった。

 

 トレーニング拠点をブリッケンリッジスキー場に置き、帯同した安岡トレーナー、村上大輔氏、中井孝治氏の両テクニカルコーチの協力と連携の基、規則正しい生活の中で合宿を進める事ができた。

本合宿にあたり自分の現状分析とそれを踏まえた技術目標の設定し、それを基にテクニカルコーチを交えたミーティングを行い、選手とスタッフ間での目標と認識の共有する作業を行い目的意識を明確にさせて臨んだ事で、個々に対してのより明確なアドバイスをする事ができ、トレーニング効率、トレーニングの質自体も高いものとなった。

 テクニカルコーチとして帯同してもらった、村上氏、中井氏の選手達への存在も大きく、技術面はさることながら、経験値の高い幅広い視点からの考え方、取組み方等メンタル面においても選手達にとっての大きな収穫と成長に繋がった。

 長期間の合宿において質の高いトレーニングにするにあたり、生活面、準備面での取組みも積極的に行った。起床後の散歩、トレーニングにおけるアップ、クールダウン、目的に合わせたコンディショニングトレーニングの実施など。また、食事面においても全員で協力しながら自炊を行い、今夏から継続して行ってきた事が定着して来ている事が感じ取ることができた。

 技術面においては自分達の掲げた目標に向けた取組みを積極的に行った。中でも片山選手、安藤選手の日々の成長には目を見張る物があり来シーズンの活躍が楽しみである。また、今シーズン回復手術を行い術後明け復帰となった青野選手も積極的にトレーニングに取組み、予想以上の回復を見せてくれた事は大きな収穫であった。

 本合宿を通して全員が目標に向けた成果が感じられ、本合宿の目的を果たす事ができ次に繋がる合宿となった。最後まで大きな怪我もなく合宿を完結できた事に対し、明確な目標を持って臨んだ選手自身の取組み、サポートしてもらったトレーナー、テクニカルコーチ、現地でより良いトレーニング環境の為のサポートを頂いたスキーアメリカ様、全てのチームワークに感謝したい。また、本事業実施にあたりサポート頂いたSAJ並びにスノーボードチームの各スポンサー様にも大きく感謝したい。

 ソチオリンピックが終り1シーズンが過ぎようとしているなか、残り2年で更なる高い目標達成に向けてチームとしてしっかりとした方向性、目標を持ち、それに向けた準備を進めて行きたい。

報告者:SBHPコーチ 治部 忠重

 

晴天にも恵まれ、整備の行き届いたブリッケンリッジスキー場のハーフパイプ

村上大輔コーチの指導風景
子出藤歩夢選手と

中井孝治コーチの指導風景
今井郁海選手と

安岡トレーナーによる現場でのサポート風景

コンディショニングトレーニング風景(アジリティトレーニング)

コンディショニングトレーニング風景(体幹トレーニング)

個別ミーティング風景

食事風景

青野選手 FS1440

片山選手 Cab Doublecork 1080

集合写真(スキー場にて)

集合写真(宿舎前にて)

集合写真
(現地でお世話になったスキーアメリカ大森氏と