競技
2015/10/27【REPORT 2015/2016 Japan Ski Team TAKE OFF 記者会見】
葛西選手、前人未到の500ゲーム出場宣言
恒例の「2015/2016 Japan Ski Team TAKE OFF 記者会見」は、10月26日、東京恵比寿の「SUBARU」ショールームで開催、ゲスト選手としてレジェンド葛西紀明選手と、世界選手権大会で銀メダルを獲得した伊藤有希選手(ともに土屋ホームスキー部)が出席した。ジャパンスキーチームの記者会見では、オリンピックイヤー以外では異例の62社、120名を越すメディアが来場、SUBARUのスペシャルイベントもあって大いに盛り上がった。
記者会見のほか、オフィシャルカーでお馴染みのSUBARUトークショーも行われた。
冒頭、北野貴裕新会長は「競技団体としてスポンサーの皆様のお力を借りながら選手が全力でいいパフォーマンスできるようバックアップしたい」と挨拶、新任の成田収平競技本部長も「まだまだ力不足ではあるが、強いチームジャパン構築へ向けて一丸となって取り組みたい」と力強く抱負を語った。
挨拶の後、2015/2016 ジャパンスキーチームのオフィシャルユニフォームの発表が行われ、葛西選手、伊藤選手もモデルを務めニューユニフォームを披露していた。
ニューシーズンのユニフォームの特徴は、「挑む」をテーマに「鎧」をモチーフとしたデザインを採用している。「鎧」のモチーフに込めた想いは、戦いに挑む闘志の象徴であり、プリント柄やウェアのディテールに「鎧」を表現することで、まさに2018年ピョンチャンオリンピックに向けて戦いに「挑む」というテーマに相応しいデザインになっているのが大きな特徴。
また、機能コンセプトを「昇華」とし、スキーウェア及びアウトドアウェアの開発で培ったノウハウとテクノロジーのさらなる進化を意味している。これはアウトドアの考え方に基づいたコンフォートレイヤリングの進化だけでなく、スキーウェアの持つ立体的なカッティングや機能性、利便性を併せ持つことで多様な環境やあらゆるシチュエーションに対応し、かつシルエット・着心地・ディテールなどにもさらなる進化を目指した開発をしている。
ユニフォーム発表の後は、オフィシャルカーSUBARUの贈呈式が行われた。
◆2015/2016 Japan Ski Team TAKE OFF記者会見進行内容
日時:
10月26日(月)13:00~15:00
会場:
エビススバルビル(東京渋谷区恵比寿)1階スバルショールーム
内容:
出席者紹介
SAJ会長 北野貴裕
副会長 坂本祐之輔
副会長 菱沼信夫
専務理事 古川年正
競技本部長 成田収平
オフィシャルスポンサー
富士重工業株式会社 常務執行役員スバル国内営業本部長・細谷和男様
ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社 マーケティングディレクター・奥田達也様
株式会社バスクリン 販売管理部販売促進課課長・小沢 聡様
株式会社フェニックス 第一事業部マーケティング部次長・片山純一様
挨拶:
北野会長・成田競技本部長
選手:
葛西紀明選手
伊藤有希選手
司会・吉田暁央アナによるインタビュー
葛西選手「今年はワールドカップ出場あと23試合で500試合出場がかかっている年。500試合は通過点として600試合も狙いますよ。最年長優勝の更新、誰も達成していないワールドカップ総合優勝も狙いたいですね。今年は得意のフライングの世界選手権大会があるのでここでも一発を狙いたいと思います」
伊藤選手「昨シーズンは世界選手権大会で銀メダルを獲得することができましたが、ワールドカップでは一度も表彰台に立つことができませんでした。ワールドカップしかない集中できますので、今シーズンは表彰台の最も高いところに立つことを目標に頑張ります」
発表:
オフィシャルユニフォームの発表(フェニックス・佐藤 健様)
贈呈式:
オフィシャルカーであるSUBARUの贈呈式。同社・細谷和男様から選手代表である葛西選手にキーが贈呈された
閉会:
菱沼副会長
※以上で記者会見終了
SUBARUトークショー
囲み取材
終了:15:00
ジャパンスキーチームと
SUBARU
フォトセッションに続いて、元フィギュアスケーター八木沼純子さんのMCでSUBARUのトークショーが行われた。葛西・伊藤両選手と富士重工業株式会社・スバルネクストストーリー推進室室長の小島 敦様による同社のトークショーでは、小島様による今年の冬の取り組みについての説明があった。(以下、小島室長の説明)
その取り組みのひとつとして5月にキックオフしたアクティブライフ応援プロジェクトを推進しています。スバルと全日本スキー連盟との係りは長く、1976年11月、今から39年前にスバルのレオーネ4WDをはじめてオフィシャルカーとしてオーストリアで使っていただいたのが始まりです。以来、雪深い海外遠征先での移動など、スバル車は日本のスキー競技を継続的にサポートさせていただいています。
このように冬にぴったりのスバルの冬のアクティブライフ応援活動について、まずお客様参加型イベント「アクティブライフスクエア」について、ウィンタースポーツに関するイベントを強化しました。最初に紹介するのがゲレンデタクシーです。リフトの代わりにスバル車でゲレンデを駆け上がるという他ではできない経験を楽しんでもらうイベント(運転はプロが行う)です。今年の冬は北海道、長野、福島の全国3か所で実施します。
次に、全日本スキー連盟のデモンストレーターからスペシャルなレッスンを受けることができる親子スキー教室を実施。この教室はゲレンデタクシーを行うスキー場で同時開催します。
もうひとつは、来年の1月に札幌市の大倉山ジャンプ競技場で行われるワールドカップのジャンプ競技の応援ツアーを1月30日、31日に開催します。これはワールドカップに出場予定のジャパンスキーチームの選手を現地で応援するツアーで、大迫力のジャンプや現地のその場でしか味わうことのできない緊張感や感動を、皆さんと共有したいと思っています。
小島室長のこの冬の取り組み説明後、八木沼純子さんと選手のトークショーが行われた。
葛西、伊藤選手のトークショーでは自分のエピソードやスバルのアクティブライフスクエアの取り組みなどの感想、お互いのエピソードの紹介などが行われた。