競技
2016/01/05【REPORT 第4次スノーボード競技(AL)タレント育成発掘事業遠征】
実戦を意識した練習と実戦で力を出す取り組み
11月に引き続き、アメリカコロラド州カッパーマウンテンでトレーニングを実施させていただきました。今シーズンの育成チームの目標である、レースで「心技体を出し切る」ことを、これまでよりも一層意識したトレーニングを行いました。レースのスタート時間を想定し、起床時間、朝食を取る時間、アップをどのタイミングで行うのかなど、準備段階をルーティン化し、ゲートトレーニングの1本目をレース予選の1本目という意識を高めて滑るということを日々重ねました。このように、実戦を想定したトレーニングを繰り返すことで、各選手が日々のトレーニングでおこなうべき内容が明確になります。次第に自分が取り組みたいことが何なのか、向上させたいことが何なのか、ということを選手自身が考え、実践する姿が見られるようになりました。「心」=行動のルーティン化、「技」=実戦を想定することで必要とされることが見えてくる。選手たち自身がこれらを積み重ねることで、少しずつ自信を深めていくことが可能になります。「体」についても、これまで通り雪上でのトレーニング後はジムに通い、さらなる強化に努めました。フィジカルトレーニングをすると疲れて次の日の滑りに影響するのではないかと思われるかもしれませんが、アスリートレベルになると、むしろ体力を落とさないで維持向上に努めた方が、雪上でも体が良く動き調子が良いのです。選手によっては、先月の遠征時よりもフィジカルトレーニングに費やする時間が長いケースもありました。
本遠征の最後には、このような「心技体を出し切る」場として、ノースアメリカンカップに参戦しました。選手たちは初めて滑るゲレンデでしたが、実戦を意識したトレーニングを重ねてきましたので、これまで通りのルーティンを実行することで、レースに集中して望めていたように思います。
レースは2日間でPSL 2戦があり、
PSL1戦目(男子)/鈴木湧也 1位、宮澤拓臣 7位
PSL1戦目(女子)/勇上華子 3位、豊田亜紗 5位、植野琴 10位
PSL 2戦目(男子)/鈴木湧也 3位、宮澤拓臣 4位
PSL 2戦目(女子)/豊田亜紗 1位、勇上華子 2位、植野琴 3位
という結果になり、おおよそ現在選手たちが持てる「心技体を出し切る」という目標は達成できたのではないかと思います。
シーズンが本格的に始まりましたので、今後はさらに「心技体を出し切る」精度を高めることで、選手たちの成長を促していきたいと考えております。本遠征もtotoによる事業助成や、ご理解ご協力いただきました関係各位の皆さまに、選手、スタッフ一同感謝申し上げます。
今後ともご支援の程よろしくお願いいたします。
報告:SBALコーチ 森 治人