教育

2016/03/12

【REPORT】第53回全日本スキー技術選手権大会兼
第35回デモンストレーター選考会 決勝1日目(3/12)

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■吉岡大輔選手(新潟県)

 

 

 【大会レポート】

≪大回り 急斜面・整地(ナチュラルを含む)≫

いよいよ決勝。予選から勝ち抜いてきた選手にシード選手を加え、男子77名、女子31名が、決勝Ⅰの最初の種目大回りに挑んだ。
ウサギ北側は片斜面の一枚バーンであり、大回りで同じリズムを取ることが難しく、
いかに深い弧で高速ターンを見せられるかが要求されている。
高得点の選手は、回転弧とスピードのコントロールが良かったり、さらにスピードが増してくるような積極的な滑り、スキーがブレずにしっかりとしたターン弧が描けるなどそれぞれの持ち味を発揮した。
男子の本選結果は1位吉岡大輔選手と2位丸山貴雄選手は1点差の僅差。決勝1種目の結果は、吉岡選手が1位となり丸山選手は6位と吉岡選手がリードを広げた。
女子本選結果は1位佐藤麻子選手2位春原優衣選手2位で差は8点だったが、決勝1種目の結果は、春原選手3位、佐藤選手5位と、春原選手が僅かだが差を縮めた。

 

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■佐藤栄一選手(新潟県)

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■武田竜選手(北海道)

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■春原優衣選手(長野県)

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■青木美和選手(新潟県)

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■金子あゆみ選手(新潟県)

 

 

≪総合滑降 急斜面・整地(ナチュラルを含む)≫

この種目では2台の登録スキーの短い方を使用するという用具規制がある。
急斜面高速ターンでの板のブレやバタつきを抑えられるかがポイントとなる。
また、短いスキーの特徴として板がズレやすく思わぬ抵抗を受け減速することにもあり注意を要する。
高得点の選手は、小回りを多く使っている構成であったり、深い弧でありながらスピードが落ちない滑り、全体的なスピードは維持しながらリズム変化を演技できるなど、高度なコントロール表現を見せてくれた。
男子は、吉岡大輔選手の大回り系の強さが目立った。この種目でも総合滑降1位を獲得し,4位丸山貴雄選手との差を広げていく結果になった。
女子は、春原優衣選手と青木美和選手が1位、佐藤麻子選手は3位となり、春原選手が差を縮める結果となった。

 

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■吉岡大輔選手(新潟県)

 

 

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■武田竜選手(北海道)

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■春原優衣選手(長野県)

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■青木美和選手(新潟県)

 

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≪小回り 急斜面・不整地≫
ウサギの左側斜面をコブ斜面として、今回はピッチの細かい難易度の高い設定となった。
見所は、3本のライン選択、ターン弧か直線的な攻めなど選手の選択が面白い。
まずはスピードコントロール、そして安定した上半身に脚の吸収動作がポイントとなる。
高得点の選手は、上半身の安定と吸収動作がスムーズでコントロールされた表現であったり、果敢に直線的に攻めてきたり、スピードを減速させずにターン弧を表現したりと、難易度の高い不整地の攻略法を示してくれた。
男子は、丸山貴雄選手が1位、吉岡大輔選手は12位と丸山選手が猛追。しかし決勝3種目合計で3点差と吉岡選手がトータルではリードを広げることとなった。
女子は、佐藤麻子選手と金子あゆみ選手が同点1位。春原優衣選手は3位で佐藤選手との差を広げる結果に。春原選手は決勝3種目で6点差にまで差を縮めたものの佐藤選手の強さが目立った。

 

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■丸山貴雄選手(長野県)

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■井山敬介選手(北海道)

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■佐藤麻子選手(青森県)

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■金子あゆみ選手(新潟県)

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■春原優衣選手(長野県)

 

 

 

☐ 3/12   男子  決勝成績表 初日速報 

☐ 3/12   女子  決勝成績表 初日速報  

 

決勝5種目終了後、男子20位 女子10位 までがスーパーファイナル

 

 

☐ 決勝スタートリスト (3/13)

 

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