競技

2016/02/26

【REPORT 第1次スノーボード(ビッグエア)
・第4次スノーボード(スロープスタイル)遠征】平昌への強化が急務

 29日15日に第1次スノーボード(ビッグエア)遠征がボストンとケベックで、215日22日に第4次スノーボード(スロープスタイル遠征が平昌で開催されました。
 
 
Hirono (800x600)

広野あさみのレール

 
 
 BA遠征には稲村樹、広野あさみが参加しました。ボストン、ケベックともシティイベントで、ボストンではMLBボストン・レッドソックスの本拠地球場であるフェンウェイ・パーク内に、ケベックでは例年通り市内中心部の高速道路の交差する都会的な場所に、それぞれやぐらで特設されたキッカーが設置されました。稲村はボストン15位、ケベック20位、広野はケベック13位と結果は奮いませんでしたが、ビッグエアは2018年オリンピックの新種目となるため、今後もさらに強化をしていきたいと考えます。
 
 
00 (600x800)

複雑な平昌のスロープスタイルコース

 
Sato (800x600)

佐藤夏生のレール

 
InamuraTair (600x800)

稲村樹のエア

 
InamuraT (800x600)

稲村樹のレール

 

 SBS遠征には稲村樹、広野あさみ、佐藤夏生が参加しました。今回は2018年平昌オリンピックのテストイベントとしての開催で、スロープコースは非常に難易度の高いものが設置されていました。コースは前半3つのジブセクション、後半3つのキッカーから成り立ち、1つのジブセクションにはあらゆるアイテムが並び、ライダーチョイスの幅がかなり広がる設定でした。キッカーもストレートと1/4パイプを組み合わせた複雑な形状、また斜めに飛び出す形のキッカーなどバラエティーに富み、キッカーでもライダーの選択によるオリジナルなスタイルが試される設定でした。結果は稲村が25位、広野が18位、佐藤が21位と、ここでも日本勢は奮いませんでしたが、SBXコースのようにフィーチャーが巨大化したSBSにおいては、そのスペックに耐えうる高いフィジカル能力が求められることが明確化されたので、今後はそれにフォーカスした強化を行っていきます。

 

 

報告/スノーボード・ヘッドコーチ 上島 しのぶ