競技
2016/03/01【REPORT スキージャンプ】髙梨選手、圧巻のV3
WC73戦で44勝の快挙も
ジャンプ女子の髙梨沙羅選手(クラレ)の強さはどうだ。今季はとくにその強さが際立っており、踏切のタイミングが遅れようが、ゲートが2段下がろうが、楽々ライバルたちの飛距離を越えていく。オーストリアのベテラン、イラシュコシュトルツ選手は「沙羅は一体何を食べているの。どんなトレーニングをしているの。一度ゆっくり聞いてみたいわ」とお手上げ状態。とにかく強かった今シーズンの髙梨選手だが、年々確実に進化しているのがすごい。
3月5日・6日、ルシュノブ(ルーマニア)の最終戦がキャンセルになり、ワールドカップ女子は17戦で終了した。20日の男子の最終戦、プラニッツァ(スロヴェニア)で男子の総合優勝者とともにクリスタルトロフィーを授与されるが、これでクリスタルトロフィーは3個目。日本選手では、ノルディックコンバインドの荻原健司さんに並んだ。
今の髙梨選手なら、V5、V10も可能で通算勝利数も前人未到の記録になるだろうと各国のコーチも口を揃える。来年の世界選手権大会、そして2018年のオリンピックとも髙梨選手の快進撃に死角はない。
2015/2016 FISワールドカップレディース総合成績
順位 |
選手名 |
国名 |
ポイント |
備考 |
1 | 髙梨 沙羅 | JPN | 1610 |
17戦14勝 |
2 |
IRASCHKO-STOLZ Daniela |
AUT |
1139 |
17戦2勝 |
3 |
VTIC Maja |
SLO |
908 |
17戦1勝 |
8 |
伊藤 有希 |
JPN |
505 |
|
17 |
勢藤 優花 |
JPN |
257 |
|
22 |
岩渕 香里 |
JPN |
191 |
|
52 |
丸山 純 |
JPN |
2 |