競技
2016/03/15【REPORT アルペン】平成28年度ユース強化練習会
(雫石スキー場)
場所:岩手県雫石スキー場
期間:平成28年2月18日〜20日(3日間)
全日本スキー連盟アルペン部ではユースチームの強化合宿をおこなった。今回の大きな目的はスピード系のスーパーGトレーニングの中でしか学べない「スピードにおける外力への対応力」「コースライン取り」「コース戦略」「クローチングフォーム」「イメージトレーニング」など今後選手強化していくうえで最も基礎になる要素を取り入れたトレーニングになる。
特にジュニア期に入ると海外の選手との差が大きく出始める原因の一つに、このスピード系への対応力が挙げられている。各都道府県ではその現状を踏まえ、スーパーGの大会も増えつつある中、アルペン部ユースチームでは世界を目指す選手の強化・育成・教育のボリュームを増やしている。ユース選手は全国中学1位の選手など男女全国トップクラスが集結し強化をおこなった。
雪上のみならず、室内トレーニングでも全身コーディネション動作・体幹を中心としたトレーニングをおこない、また、座学では基本技術の考え方から、試合期へのメンタルリハーサルなど、勝つために必要な要素を幅広く伝達する内容となった。
6年後の北京オリンピック対策としてもスタートしているこのユース事業で、一人でも多くの選手をメダルに近づける事ができるよう、各地域コーチ、クラブチームコーチと一丸になって目標を目指したい。
報告/佐藤 久哉