競技

2016/04/11

【REPORT 第7次スノーボード(スノーボードクロス)遠征】
2016スノーボード・ジュニア世界選手権大会

 4月1日から4月8日の期間でスロベニア・ログラにて開催されたスノーボードジュニア世界選手権大会に参戦してきた。雪不足のなか、もともとパークアイテムが土盛りされているスロープを使い造成されたコースで、全体的に緩斜面が多くスピードピックアップが難しいコースであった。

 

インスペクションの様子 (800x600)

 

ジュニア世界選手権クロスコース (800x600)

 

 期間中気温の高い日が続きコース維持も大変な状況での大会となったため、4月4日予選・4月5日決勝の予定が変更となり、4月4日に予選・決勝を行うスケジュールと変更された。予選28番出走の高原選手は1本目満足のいく滑りが出来ず、16位から40位くらいまでが1秒以内に入る混戦のなか、38位と出遅れてしまった。2本目巻き返しに挑んだが、本人コメントにも『ミスはなかった』がタイムは伸びず39位で予選敗退となった。

 

出走前のウォーミングアップ (600x800)

 

小雪の中コースは造成された (600x800)

 

 

 今回のコースはスタートからファーストバンクまでが難易度が低く高原選手の動きの良さは活きないスタートセクションであった。ファーストバンクからは緩斜面が続き、緩斜面の入り口であるファーストバンクは高原選手の苦手なバックサイドターンであったため、ここからスピードの乗りが悪くその後もスピードピックアップが苦しい状況であった。高原選手の今シーズン出た課題であるウェイトアップ・ターン技術の向上の必要性を痛感させられる大会となったが、この負けをプラスに変えるため課題を克服し来シーズンの飛躍につなげてほしい。

 

 

報告/スノーボードクロスコーチ 長嶋 勇也